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2024/04/09

簿記3級の試験内容と傾向は?出題パターンを徹底解説!

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この記事では、簿記3級の試験で出題される問題を紹介します。これから簿記3級を学習を始める方も、学習を始めたばかりの方も、この記事を通して「簿記学習のゴール」を把握し、効率的な学習を進めましょう。

目次

  • 簿記3級とは?
  • 簿記3級の出題内容は?
  • 簿記3級の第1問の詳細は?
  • 仕訳問題
  • 簿記3級の第2問の詳細は?
  • ①語句記入問題
  • ②補助簿選択
  • ③勘定記入
  • 簿記3級の第3問の詳細は?
  • ①決算整理後残高試算表作成
  • ②貸借対照表・損益計算書作成
  • ③精算表作成
  • 簿記3級の試験傾向のまとめ

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簿記3級とは?

簿記3級は、ビジネスで求められるビジネスの基礎、会計や経理の基本についてを問う内容の資格試験です。
したがって、簿記3級の資格勉強を通じて、ビジネスの基礎や、取引を数字で考える力、決算書の基本的な読み方を学びます。
簿記3級の資格を取ることで「経理や会計について一定以上の知識がある人物」と社会や企業から評価されるため、多くの社会人にも人気が高い試験です。

簿記3級の合格率や必要な勉強時間、資格取得のメリットについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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簿記3級の出題内容は?

簿記3級のネット試験は全部で3つの大問で構成されています。
第1問では、仕訳問題が出題されます。15問が出題され、満点は45点です。
第2問では、語句記入、補助簿選択、勘定記入が出題されます。3種類のうち2種類が出題され、満点は20点です。
第3問では、決算書作成問題が出題されます。解答パターンとして、決算整理後残高試算表作成、貸借対照表・損益計算書作成、精算表作成の3パターンがあります。これらのうち1パターンが出題されて、満点は35点です。
簿記3級の試験構成
以上の大問3つを60分で解答し、70点以上で合格となるのが、簿記3級の試験構成です。

この記事では、簿記3級のネット試験をベースに大問ごとの詳細を解説します。

簿記3級の第1問の詳細は?

仕訳問題

第1問では仕訳問題が出題されます。表示されている取引内容をもとに仕訳を解答する問題です。
簿記3級の第1問
勘定科目は選択肢の中から選び、金額は入力欄に入力して解答します。
仕訳問題の試験画面
配点は1問あたり3点、全部で15問なので、満点は45点となります。
全体の100点のうちの約半分を占めているので、高得点を狙いたい大問です。
高得点を取るためには

  • 仕訳の考え方を理解すること
  • 個別論点を理解すること
  • 取引内容を正確に読み取ること

が必要です。

簿記3級の第2問の詳細は?

第2問では、語句記入、補助簿選択、勘定記入が出題されます。

①語句記入問題

語句記入問題では、簿記に関する穴埋め文章が表示されています。穴埋め部分に該当する正しいものを、選択肢の中から選び解答します。
簿記3級の第2問:語句記入

②補助簿選択

補助簿選択では、取引内容と補助簿のチェックボックスが表示されています。取引を記入する補助簿にチェックを入れて解答します。
簿記3級の第2問:補助簿選択

③勘定記入

勘定記入では、取引と各勘定が表示されています。取引内容にもとづいて、各勘定を作成し解答します。
簿記3級の第2問:勘定記入
第2問は、これら3種類のうち2種類が出題されます。配点は1種類あたり10点。全部で2種類なので、満点は20点となります。

簿記3級の第3問の詳細は?

第3問では、決算書作成問題が出題されます。解答パターンとして、決算整理後残高試算表作成、貸借対照表・損益計算書作成、精算表作成の3パターンがあります。
簿記3級の第3問

①決算整理後残高試算表作成

表示されている決算整理”前”残高試算表と決算整理事項をもとに、決算整理”後”残高試算表を作成する問題です。
(正確には決算整理後残高試算表は決算書とは言いませんが、決算書作成の流れを理解するうえで欠かせないため、決算書作成問題と呼んでいます。)
①決算整理後残高試算表作成

②貸借対照表・損益計算書作成

表示されている決算整理前残高試算表と決算整理事項をもとに、貸借対照表と損益計算書を作成する問題です。
①決算整理後残高試算表作成と異なり、当期純利益(または損失)の計算と入力が必要となります。
②貸借対照表・損益計算書作成

③精算表作成

表示されている決算整理前残高試算表と決算整理事項をもとに、精算表を作成する問題です。
②貸借対照表・損益計算書作成とは異なり、修正記入欄に決算整理仕訳の入力が必要となります。
③精算表作成

補足:精算表とは

精算表とは、決算書を作成するための資料で、貸借対照表と損益計算書を作成するまでの一連の流れをまとめた資料です。
精算表とは
第3問は、これら3パターンのうち1パターンが出題されます。入力箇所のいくつかが採点対象となっており、満点は35点となります。
第3問も配点が高いため、高得点を狙いたい大問です。
高得点を取るためには

  • 決算手続きの全体像を把握すること
  • 決算整理仕訳を理解すること
  • 勘定科目のホームポジションを覚えること

が必要です。

簿記3級の試験傾向のまとめ

簿記3級は仕訳15問や決算書作成と解答欄が多い割には、試験時間が60分しかないため、時間勝負になりやすいです。
基礎知識を一通りインプットできたら、模試を繰り返し受けて、ミスなくはやく解答できるようになりましょう。

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この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

大手町のランダムウォーカー

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トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

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