<h2 id="hec3d3a8605">簿記3級で出題される預金の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/34ad609f3e9c4ba0bccf622f25834d2d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される預金の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f66f0ee33da44f1e98ee06fada3492a1/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される預金の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される預金の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、預金の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

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<h3 id="h2a04348f2d">預金の概要</h3>預金とは、一般的に銀行などの金融機関に預けたお金のことです。 簿記3級で学習する銀行口座は、普通預金、定期預金、当座預金の3種類です。 預金は貸借対照表の資産グループに属します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4299f93f18524fd6aa1bcd8c910547a9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/eda5d3661c08420aaa3182b81d40a8fa/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="普通預金の勘定科目"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/888a7bf0fe294c80936a463226dad971/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%899.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="定期預金の勘定科目"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2d25a93a594d4a7581cdf94e2f8acfa0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="当座預金の勘定科目"> 預金の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

簿記における銀行口座の種類と勘定科目を詳しく解説。銀行口座の種類や特徴、仕訳事例を分かりやすく説明します。簿記初心者にも理解しやすい内容で、試験対策に役立つ記事です。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

簿記で登場する銀行預金口座の種類と仕訳事例をわかりやすく解説

<h3 id="h596511dd9e">預金の出題傾向</h3>日商簿記3級での預金の仕訳問題は、大きく5パターンに分かれます。<ol><li>当座預金口座の開設</li><li>全額自己振出の小切手</li><li>一部自己振出の小切手</li><li>預金間の資金移動</li><li>満期日を迎えた定期預金</li></ol><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/15a5a582e8ee4ff39acc027db7effdcd/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の出題傾向"> それぞれ一つずつ解説していきます。 <h4 id="hfb088199df">①当座預金口座の開設</h4>当座預金口座を開設したときの仕訳パターンです。 このとき、当座預金が増加しますので、借方（左側）に当座預金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/dbfc567103744d91af1b4a2c0186c567/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="当座預金口座の開設の仕訳"><h4 id="hf217a27cc2">②全額自己振出の小切手</h4>商品を仕入れ、代金を小切手を振り出して支払ったときの仕訳パターンです。 小切手の振り出しは当座預金口座から行われます。 このとき、当座預金が減少しますので、貸方（右側）に当座預金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/afd6469397c7446d89bf6816974a11e2/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="全額自己振出の小切手の仕訳"><h4 id="h3dcc9eff2e">③一部自己振出の小切手</h4>商品を仕入れ、代金の一部を自己振出の小切手で支払ったときの仕訳パターンです。 このとき、当座預金が減少しますので、貸方（右側）に当座預金を記入します。 また、代金の一部のみ自己振出小切手としているため、他の決済手段（支払手形など）の勘定科目も貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d768030f146849339d8c450d2d9b1062/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="一部自己振出の小切手の仕訳"><h4 id="hd034d95be4">④預金間の資金移動</h4>預金口座から別の預金口座へ資金移動をしたときの仕訳パターンです。 このとき、資金移動元の預金が減少しますので、貸方（右側）にその預金（普通預金Ｂ銀行）を記入します。 また、資金移動先の預金が増加しますので、借方（左側）にその預金（普通預金A銀行）を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1ddf4ae657bb4e5da32bf14f65b279d6/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8916.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金間の資金移動の仕訳"><h4 id="ha999077ab4">⑤満期日を迎えた定期預金</h4>定期預金が満期日を迎えたときの仕訳パターンです。 このとき、定期預金が減少しますので、貸方（右側）に定期預金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/30ae04dd7cb949e4bd72da2e8764dc98/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="満期日を迎えた定期預金の仕訳"><h3 id="hae253bd408">簿記3級での預金の配点</h3>預金の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、預金の仕訳問題ができるようになることで、3~6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8bfc54a2c64a45e2a830992c7ccaed80/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での預金の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

簿記3級の第1問で出題される「仕訳問題」の対策方法を解説！簿記3級第1問の出題内容や時間配分、目標点数、解き方、注意点などについて図解を用いてわかりやすく説明しています。簿記3級受験生向けに解説付きの練習問題も用意していますので、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。

簿記3級の第1問「仕訳問題」の対策方法とは？解説付き練習問題も！

<h3 id="h43d69f2ea7">預金の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、預金の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記のとおりです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：現金・預金</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b7d751b3ef034aaf9b7a0d89a6c43608/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8921.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="h142c6b7e8f">預金の仕訳問題を解く手順</h2>預金の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、預金の仕訳問題を解く手順を一つずつ解説します。 <h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を販売し、代金を現金で受け取る」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「当座預金口座」「普通預金口座」と書いてあるため、預金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/202c7b98d7174e91963502afcfd2ee09/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の預金の取引には、基本的に取引パターンが複数あります。（例：「全額自己振出の小切手」と「預金間の資金移動」など） 下の事例では「当座預金口座を開設し」「預け入れた」と書いてあるため、当座預金口座の開設の取引パターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4357994d8a3f4af6800a320cd4b7d47d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8924.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/edfe5cd70ee840efb9ad70a646091b61/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8925.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="hec3d3a8605">簿記3級で出題される預金の仕訳問題</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h4509b3cf95">預金の仕訳問題</h3>

仕入先に対する掛代金123,500円について、小切手を振り出して支払った。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0c2c6183574d4de68491152c18dff256/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢②でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/eba4cbbb296e4c7292fe02d3e1b14895/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答"><h3 id="h70e4de2794">預金の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="h01642f6c83">①問題文から論点＝預金を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「小切手を振り出して」と書いてあるため、預金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ca642eb4aee847768ff4520eebe6393a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="ha371d0e97e">②問題文から取引パターン＝全額自己振出の小切手パターンを読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「掛代金123,500円について、小切手を振り出して支払った」と書いてあるため、全額自己振出の小切手パターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1876951287d34083af0a775704d0e708/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8d2f87d3b12d40fc9f824d997ee48144/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の預金の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e16eeeb31f8404dbb11d3ae522ce823/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="h431fb302fe">買掛金の減少</h4>問題文の「掛代金123,500円について支払った」より、買掛金が減少しています。 買掛金は貸借対照表の負債に属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、買掛金の減少を表現するために、買掛金をホームポジションとは逆の借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/dd62536bb3e04348bc738d64d9b418a3/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/05c6d1c3c86d4a1285157a1cb144c510/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8936.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="買掛金の勘定科目"> <h4 id="h2abb93be93">当座預金の減少</h4>問題文の「掛代金123,500円について、小切手を振り出して支払った」より、当座預金が減少しています。 当座預金は貸借対照表の資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、当座預金の減少を表現するために、当座預金をホームポジションとは逆の貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/06eee59222cb4536bbd3f006e12485f0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8937.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d93cbd86a7c9427ca18611baa424abbf/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8938.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="当座預金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢②となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/858274c2fd6448bebcd2a0e042464f78/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8939.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="預金の仕訳問題の解答"><h2 id="he6c7a8c4c7">預金の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の預金の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で最も基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は預金です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】預金の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h3e391612a5">簿記3級で出題される現金の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/830b57a557894587b8ccbd8e9870ee6b/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される現金の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/fd43fbf2e9b646e380d2c8a225a19093/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される現金の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される現金の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、現金の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「現金」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の現金の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="h73be7f3a7b">現金の概要</h3>「現金」とは、簿記の世界では、通貨（紙幣や硬貨）の他に「通貨代用証券」も含む勘定科目です。 通貨代用証券を受け取った場合には現金（資産）の増加として扱います。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1012eb016f844e569dab333a8554faac/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7b49538d267c4dbfa4a53a838284ebaf/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%897.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="通貨代用証券の種類"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e8ef5be20e294f6db031e86fc2dc8fbf/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の勘定科目"> 現金の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

本記事では、簿記の基本勘定科目である「現金」について詳しく解説します。現金の定義や特徴、取り扱い方法、仕訳事例を初心者向けに分かりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

簿記上の「現金」とは？簿記の勘定科目を仕訳事例を用いて徹底解説

<h3 id="hecf87d3eb3">現金の出題傾向</h3>日商簿記3級での現金の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。<ol><li>他人振出小切手の受取</li><li>送金小切手・郵便為替証書の受取</li><li>他人振出小切手の譲渡</li></ol><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ca5baf67a07743a18fffd8fa7ddbdad3/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の出題傾向"> それぞれ一つずつ解説していきます。 <h4 id="h9b91a6a048">①他人振出小切手の受取</h4>商品の販売代金を先方振り出しの小切手で受け取ったときの仕訳パターンです。 このとき、現金が増加しますので、借方（左側）に現金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/90812969415b43308ef79ef60544e003/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="他人振出小切手の受取の仕訳"><h4 id="h9d6f688aac">②送金小切手・郵便為替証書の受取</h4>商品の販売代金を送金小切手と郵便為替証書で受け取ったときの仕訳パターンです。 このとき、現金が増加しますので、借方（左側）に現金の合計金額を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/cf9120eee7314f76bd2271db1ffe78af/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="送金小切手・郵便為替証書の受取の仕訳"><h4 id="h5f7c235521">③他人振出小切手の譲渡</h4>商品の仕入代金を他人振出小切手で支払ったときの仕訳パターンです。 このとき、現金が減少しますので、貸方（右側）に現金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c72571cd3b0743e4b8dd9900f4d249d0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="他人振出小切手の譲渡の仕訳"> <h3 id="hf88685d4c3">簿記3級での現金の配点</h3>現金の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、現金の仕訳問題ができるようになることで、3~6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d3def1da052340b29a859302cd48524f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での現金の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="ha3370e0093">現金の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、現金の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記のとおりです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：現金・預金</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/148e4fa0031e4f50908e485964878c04/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a> <h2 id="h1787e8834c">現金の仕訳問題を解く手順</h2>現金の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、現金の仕訳問題を解く手順を一つずつ解説します。 <h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を販売し、代金を現金で受け取る」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「先方振り出しの小切手」と書いてあるため、現金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9e0b1bf6980246adbbe9015a7e11bc58/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、基本的に取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「先方振り出しの小切手で受け取った」と書いてあるため、他人振出小切手の受取の取引パターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/6f17d8e653f04378a2dd496c1a424ece/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8920.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3c8d17cf20af4aa8b494d2ea77ff6059/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8921.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題を解く手順③"> <h2 id="ha2a94c97d2">現金の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h88741fa95a">現金の仕訳問題</h3>

商品77,000円を仕入れ、代金は先日受け取った得意先振り出しの小切手を渡して支払った。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/95a8386eb1804c0390b4fa7edb189b50/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8924.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢②でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4e5b8ddbe99f44828c40989742a4335c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8926.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答"><h3 id="h614d094dae">現金の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="h9d165a80b3">①問題文から論点＝現金を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「得意先振り出しの小切手」と書いてあるため、現金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/fab0583980ab4cd1835fe1f426307729/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8927.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答解説"> <h4 id="h3ed8cf2e44">②問題文から取引パターン＝他人振出小切手の譲渡を読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「得意先振り出しの小切手を渡して支払った」と書いてあるため、他人振出小切手の譲渡のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0bd1e440d4874cb697774c766c768ad5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/968a93f2b95b4fc7af87ab4255a149fd/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の現金の取引パターン"> <h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には二つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3cd354a3b7ff4b4db76c539f0acabcc5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hd0af0b1c27">仕入の発生</h4>問題文の「商品77,000円を仕入れ」より、仕入が発生しています。 仕入は損益計算書の費用に含まれるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、仕入の発生を表現するために、仕入をホームポジションの借方に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4b7b938edc4b41028e2304d63b75c190/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7b4dcf00d7144d1f8fb39df02587576d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入の勘定科目"><h4 id="h081cf06298">現金の減少</h4>問題文の「代金は先日受け取った得意先振り出しの小切手を渡して支払った」より、現金が減少しています。 現金は貸借対照表の資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、現金の減少を表現するために、現金をホームポジションとは逆の貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/02476fc4983c486a85719e6aa489b91a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b6b21677e40e41b98db0f7b4a7372244/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢②となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d594ac45fb07419da8efd70829697e6f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の仕訳問題の解答"> <h2 id="h02af208335">現金の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の現金の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で最も基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は現金です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】現金の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h8cd36d4628">簿記3級で出題される振替伝票の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9fce912de01f4de6a843273f5903c99e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される振替伝票の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a6c1b9717ca1448facdbc5a64ee4ab07/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される振替伝票の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される振替伝票の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、振替伝票の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「振替伝票」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の振替伝票の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="h0a603abf5e">振替伝票の概要</h3>振替伝票とは、３伝票制で用いられる伝票の一つで、現金が用いられないその他の取引を記録するための伝票です。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d9b98fc9733d4c9c90b34eece62d818c/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8%E3%81%A8%E3%81%AF.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の概要"> 簿記3級では、一部現金取引が行われた際に、振替伝票に記入する仕訳を問われます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f25dc4a873824ab0a25421ae69f9323f/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_5.jpg" alt=""> 伝票の基本については、下記の記事で詳しく解説しています。 もし知識に自信がない方は、先にご覧ください。

簿記試験で登場する「伝票」について解説。基本的な意味や伝票の種類、書き方、簿記3級の試験問題の解き方を簿記初心者向けにわかりやすく説明します。図解や事例を用いて解説していますので、伝票問題が苦手な方でも安心してご覧いただけます。知識の確認問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

簿記で登場する伝票とは？種類や書き方を基礎からわかりやすく解説

<h3 id="h1457c161fd">振替伝票の出題傾向</h3>日商簿記3級での振替伝票の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。<ol><li>分解して起票（仕入）</li><li>擬制して起票（仕入）</li><li>分解して起票（売上）</li><li>擬制して起票（売上）</li></ol>それぞれ1つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9009c470c5a24ddcac8a18830b25b05e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%899.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の出題傾向"><h4 id="hd47ce47776">①分解して起票（仕入）</h4>代金の一部を現金で支払った仕入取引を分解して起票するときに、振替伝票に記入する仕訳を答えるパターンです。 このとき、振替伝票への記入のため、借方（左側）に仕入、貸方（右側）に買掛金を記入します。 また、取引を分解して起票するパターンであるため、掛け代金の金額のみを記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4ffdad30dd2047ceaf7314165b970e7a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入取引を分解して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c5533e14ff094940994c20f1a712974c/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_11.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e2f5bb3ff65445a094c882ca9e6d7166/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入取引を分解して起票するときの仕訳"><h4 id="h84a163f717">②擬制して起票（仕入）</h4>代金の一部を現金で支払った仕入取引を擬制（ぎせい）して起票するときに、振替伝票に記入する仕訳を答えるパターンです。 このとき、振替伝票への記入のため、借方（左側）に仕入、貸方（右側）に買掛金を記入します。 また、取引を擬制して起票するパターンであるため、取引の全額を記入します。 ※取引を擬制するとは、一部現金取引を「一旦全額を掛けで仕入れて、その直後に一部を現金で支払った」とみなすことを指します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d653120aa3254dd2b1ee47882b5cb95c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入取引を擬制して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2c5b2d895cc24c75b48dd3466b2419e1/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_12.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="仕入取引を擬制して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/be73b1752cab45529c32b2b905e5fba1/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入取引を擬制して起票するときの仕訳"><h4 id="hae860ead16">③分解して起票（売上）</h4>代金の一部を現金で受け取った販売取引を分解して起票するときに、振替伝票に記入する仕訳を答えるパターンです。 このとき、振替伝票への記入のため、借方（左側）に売掛金、貸方（右側）に売上を記入します。 また、取引を分解して起票するパターンであるため、掛け代金の金額のみを記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7bc329d98759454baf5a80078be0f4bc/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を分解して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/78d450570dcb4d34b95ace7630856877/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_13.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を分解して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d5553d995dff4010b5032115187bad94/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を分解して起票するときの仕訳"><h4 id="h98a708f31a">③擬制して起票（売上）</h4>代金の一部を現金で受け取った販売取引を擬制して起票するときに、振替伝票に記入する仕訳を答えるパターンです。 このとき、振替伝票への記入のため、借方（左側）に売掛金、貸方（右側）に売上を記入します。 また、取引を擬制して起票するパターンであるため、取引の全額を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/de7e482f5d974c84b9e80717116bfa39/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8916.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を擬制して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/96a98bb8e2754329bf5b05bdd8747526/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_14.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を擬制して起票するときの仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/01429fb50a7347a29e7fdf7d0156e5c3/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売取引を擬制して起票するときの仕訳"><h3 id="h3337671400">簿記3級での振替伝票の配点</h3>振替伝票の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、振替伝票の仕訳問題ができるようになることで、3〜6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f87bbecc4f9744058d67faadcc5da9a9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での振替伝票の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="hcf007bd6b3">振替伝票の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、振替伝票の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：証ひょう</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/77799669bd444e36935393ad688f8806/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8921.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="h90f4427dab">振替伝票の仕訳問題を解く手順</h2>振替伝票の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、振替伝票の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。 <h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 下の事例では「振替伝票」と書いてあるため、振替伝票の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9d7e2158f62b4a048429fa338ba508f9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では、商品の仕入れ・出金伝票の相手が「買掛金」であるため、擬制して起票（仕入）のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/31794b35b9504cf5bda492761d534222/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8924.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/38d2b6ced06542138747c866d77413f5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8925.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="h1d9cfcc5fd">振替伝票の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h882111753b">振替伝票の仕訳問題</h3>

商品90,000円を販売し、代金のうち30,000円は現金で受け取り、残額は掛けとした。入金伝票が下記のように記入される場合の振替伝票に記入する仕訳を答えなさい

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7221663611c941ac85d77f208dad1fd5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢②でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1fba51add4ff435dbe03ea06071c0ee2/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答"> <h3 id="h4475ecb42d">振替伝票の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="h6e5a7383a1">①問題文から論点＝振替伝票を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「振替伝票」と書いてあるため、振替伝票の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5fee54f82c9249349845d5de86960afa/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答解説"><h4 id="h41c3f6e71d">②問題文から取引パターン＝分解して起票（売上）を読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「商品を販売」「入金伝票の相手が売上」と書いてあるため、分解して起票（売上）のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e26dd571192f4f77a79f903fdbe9349b/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/48d3af7f6ae24b86b13e8bbc46170591/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の振替伝票の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/905943d4256d461eb1a3ed4226e6bb31/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hdeaac41aa3">売上の発生</h4>問題文の「商品90,000円を販売し」より、売上が発生しています。 売上は収益グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、売上の発生を表現するために、売上のホームポジションである貸方（右側）に記入します。 また、今回は取引を分解して起票するパターンのため、金額は掛け取引分のみを記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/17b8a0a9caed4fc3a68f9e8fc1d39435/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_3.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/00a0a841c0814a13939673c5c24871c7/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8937.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上の勘定科目"> <h4 id="hba498c474d">売掛金の増加</h4>問題文の「残額は掛けとした」より、売掛金が発生しています。 売掛金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、売掛金の増加を表現するために、売掛金のホームポジションである借方（左側）に記入します。 今回は取引を分解して起票するパターンのため、金額は掛け取引分のみを記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4a49ba77662c4c92864f30897d316812/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_14_%E6%8C%AF%E6%9B%BF%E4%BC%9D%E7%A5%A8_4.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3d39e2a5c6bb430f97870ce87bba1bb0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8939.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売掛金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢②となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9ec664c10bab4a52bf1a59e71292326f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8940.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="振替伝票の仕訳問題の解答"><h2 id="h4a349bd3c9">振替伝票の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の振替伝票の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は振替伝票です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】振替伝票の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="he1e9721313">簿記3級で出題される現金過不足の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/661e8ed43d474f67bd4b776b718f4050/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される現金過不足の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5bb34ec975f0405691a415883428826b/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される現金過不足の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される現金過不足の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、現金過不足の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「現金過不足」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の現金過不足の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="h3601f7e264">現金過不足の概要</h3>現金過不足とは、帳簿に記録されている現金残高と実際に手元に存在する現金有高が一致しない状態のことをいいます。 現金過不足が生じているときは、帳簿の現金残高を実際の現金有高となるように帳簿上の現金を調整する処理を行います。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/bad5c8ac9a59455eb7a3b7384ed23347/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の概要"> 現金過不足が発生した時は、「現金過不足」という仮勘定が使われます。仮勘定とは、一時的な記録を行う際に使用される勘定科目です。したがって、5つの要素のいずれにも属さない特徴があります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/bc14ae1c8ef04d38bf9764a548ab080a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%897.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の勘定科目"> 現金過不足の基本については、下記の記事で詳しく解説しています。 もし知識に自信がない方は、先にご覧ください。

簿記試験で頻出の勘定科目である「現金過不足」についてわかりやすく解説。現金過不足の意味や取引の流れ、具体的な仕訳事例についてを簿記初心者向けにわかりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

現金過不足とは？簿記の勘定科目を仕訳を用いてわかりやすく解説

<h3 id="h1d53b6b76c">現金過不足の出題傾向</h3>日商簿記3級での現金過不足の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。<ol><li>現金過不足の発生</li><li>現金過不足の内容判明</li><li>決算（一部原因不明）</li></ol>それぞれ1つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/232faa346ba248398675816afe3b80b4/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%899.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の出題傾向"><h4 id="h98e0c4b09f">①現金過不足の発生</h4>現金過不足が発生したときの仕訳パターンです。 今回は、現金の帳簿残高が500円で手元の現金が800円です。現金過不足が生じているときは、帳簿の現金残高を実際の現金有高となるように帳簿上の現金を調整する処理を行います。したがって、現金300円の増加を表すために借方（左側）に現金300円を記入し、貸方（右側）に現金過不足300円を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5c2f17613f3244759e5f374a2e87bfe0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の発生"> 現金の帳簿残高よりも手元の現金の方が少ないときの仕訳パターンです。 今回は、現金の帳簿残高が800円で手元の現金が500円です。現金過不足が生じているときは、帳簿の現金残高を実際の現金有高となるように帳簿上の現金を調整する処理を行います。したがって、現金300円の減少を表すために貸方（右側）に現金300円を記入し、借方（左側）に現金過不足300円を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f56db2f403724d9c81804a4aa95bd8db/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の発生"><h4 id="h5ce211936a">②現金過不足の内容判明</h4>現金過不足（貸方残高）の内容が判明したときの仕訳パターンです。 現金過不足の原因が売掛金の回収であることが判明したため、売掛金の減少を表すために、貸方（右側）に売掛金を記入します。 また、現金過不足の原因が判明したため、貸方に計上していた現金過不足を取り消します。したがって、借方（左側）に現金過不足を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7ae2903d64dc4ee9927c86a4404e595a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の内容判明"> 現金過不足（借方残高）の内容が判明したときの仕訳パターンです。 現金過不足の原因が通信費の記帳漏れであることが判明したため、通信費の発生を表すために、借方（左側）に通信費を記入します。 また、現金過不足の原因が判明したため、借方に計上していた現金過不足を取り消します。したがって、貸方（右側）に現金過不足を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/852336c696274ad1a3ad7e3529bd64f0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の内容判明"><h4 id="hf7fb3e17cf">③決算（一部原因不明）</h4>決算日までに、現金過不足（貸方残高）の原因が一部判明しなかったときの仕訳パターンです。 現金過不足勘定の貸方残高300円のうち、100円は売掛金の回収であることが判明したため、貸方（右側）に売掛金100円を記入します。また、貸方に計上していた現金過不足は決算日に取り消すため、借方（左側）に現金過不足300円を記入します。 最後に、残額200円を雑損または雑益として処理します。仮勘定として計上していた現金過不足が貸方残高であったため、帳簿上の現金よりも実際の現金有高の方が多いことがわかります。よって、原因不明の現金増加を表すために、貸方（右側）に雑益（収益）200円を計上します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/15a26e957e744cacae951ef5fe7ffa9a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="決算（一部原因不明）"> 決算日までに、現金過不足（借方残高）の原因が一部判明しなかったときの仕訳パターンです。 現金過不足勘定の借方残高300円のうち、100円は通信費の記帳漏れであることが判明したため、借方（左側）に通信費100円を記入します。また、借方に計上していた現金過不足は決算日に取り消すため、貸方（右側）に現金過不足300円を記入します。 最後に、残額200円を雑損または雑益として処理します。仮勘定として計上していた現金過不足が借方残高であったため、帳簿上の現金よりも実際の現金有高の方が少ないことがわかります。よって、原因不明の現金減少を表すために、借方（左側）に雑損（費用）200円を計上します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/fe6179ba96f74deb8e4c9c54d65832d2/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="決算（一部原因不明）"> 現金過不足の仕訳問題では、「雑損」「雑益」がセットで出題されます。 雑損・雑益の論点について詳しく学びたい方は、下記の記事をご覧ください。

簿記3級で出題される「雑損」と「雑益」について詳しく解説。雑損・雑益の基本的な考え方や仕訳方法についてを簿記学習者向けにわかりやすく説明しています。知識の定着を図るために確認問題も用意していますので、簿記3級を受ける方はぜひ参考にしてみてください。

雑損・雑益とは？簿記の勘定科目を仕訳事例を用いてわかりやすく解説

<h3 id="h9ecaa27102">簿記3級での現金過不足の配点</h3>現金過不足の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、現金過不足の仕訳問題ができるようになることで、3～6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ea1d42f787984c3cb2de53d33d586683/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での現金過不足の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="hdfea23d3fc">現金過不足の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、現金過不足の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：現金過不足</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ad5e9119d9c64aaaabdcb9cf24f41796/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="ha010c5e548">現金過不足の仕訳問題を解く手順</h2>現金過不足の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、現金過不足の仕訳問題を解く手順を1つずつ解説します。<h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を販売し、代金を現金で受け取る」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「現金過不足勘定」と書いてあるため、現金過不足の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7d479ffb06f84753a7bf2ca9e5d4fe07/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8921.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、基本的に取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「不一致の原因が判明しなかった」「現金過不足で処理」と書いてあるため、現金過不足の発生の取引パターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ed2a554bb7454dd2a953353448ce9320/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8922.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。<h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8a05a32838864379aaf7c4c10c94e265/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="hb34e5feef8">現金過不足の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳としてを正しいものを選択肢から選んでください。<h3 id="h354510410b">現金過不足の仕訳問題</h3>

現金の実際有高が帳簿残高よりも44,000円少なかったため、現金過不足勘定に振り替えていたが、その残額が商品注文時に支払った手付金であることが判明したため適切な処理を行う。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f2f8454bf4d4432083bff004bc9ade05/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢③でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3e810bcb89314b8786bb6b4d3a82bdf3/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答"><h3 id="he7e76e9fd8">現金過不足の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。<h4 id="h4c0e2028c8">①問題文から論点＝現金過不足を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「現金過不足勘定」と書いてあるため、現金過不足の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a125c9b3697345ceb2bd3540a6ca5ffd/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hc55b24af66">②問題文から取引パターン＝現金過不足の内容判明を読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「現金過不足勘定に振り替えていた」「その全額が判明した」と書いてあるため、現金過不足の内容判明のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2a6e825131a84d7aa41f9f0c2c6b0c8e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e9e7e0c3ecc64e20ac2a49b8a937e5fa/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の現金過不足の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/04d4ec874b4846588a979f87be82b457/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答解説"><h4 id="h514831405d">現金過不足の減少</h4>問題文の「現金過不足勘定に振り替えていたが、その全額が商品注文時に支払った手付金であることが判明した」より、現金過不足が減少しています。 現金の実際有高が帳簿残高より少なかったため、現金過不足を借方（左側）に計上していました。その全額の内容が判明したため、現金過不足を減少させます。 したがって、現金過不足を貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2efd1e83b64343d5acc6da66fa43bd62/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/12884798c81741f39d3ded99248ffaaf/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の勘定科目"><h4 id="h3973600a66">前払金の増加</h4>問題文の「現金過不足勘定に振り替えていたが、その全額が商品注文時に支払った手付金であることが判明した」より、前払金が増加しています。 前払金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、前払金の増加を表現するために、前払金をホームポジションの借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/902e545884c644de81152bee4e64c89d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/02b95c1f8cb0425581e4e0a7e5e082ab/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8936.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の勘定科目"> 以上より、正しい仕訳は選択肢③となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ca4d08a2f1ae4339b27290c8aa7be3c7/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8937.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金過不足の仕訳問題の解答"><h2 id="ha8ff0dd643">現金過不足の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の現金過不足の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は現金過不足です。簿記3級の本試験でも必ず出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】現金過不足の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h268eb118f2">簿記3級で出題される証憑の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c2c208ce92974ed98f6b73b3cbfb9b07/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される証憑の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/696911bba9f849598ed8f5b90759cda8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される証憑の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される証憑（しょうひょう）の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、証ひょうの仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「証ひょう」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の証ひょうの仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="hddfe26a512">証憑の概要</h3>証憑（しょうひょう）とは、商取引の事実を証明する書類のことを指します。簿記3級で登場する証憑には、取引内容や納品日を確認してもらうための納品書、名別や担当者別などの任意の区分によって、売上高を比較した売上集計表などがあります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9b3bb63bbaac45fca2e0f977fcf5c780/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の概要"> <h3 id="h2780c92f09">証憑の出題傾向</h3>日商簿記3級での証憑（しょうひょう）の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。<ol><li>納品書兼請求書の読み取り</li><li>売上集計表の読み取り</li><li>売上集計表の読み取り（手数料あり）</li></ol>それぞれ１つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8b300b03aa504d4f9327d2feb280cd8f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の出題傾向"><h4 id="hf721914d5f">①納品書兼請求書から取引を読み取る場合の仕訳</h4>問題文に掲載された「納品書兼請求書」から仕訳を行うパターンです。 納品書兼請求書は仕入取引で用いられる証憑であるため、仕訳には「仕入」の勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/919eae1e97b646b2ac84ee70908b07c5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="納品書兼請求書から取引を読み取る場合の仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a9ac3435bdb54cdd9423fbe54e47e855/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="納品書兼請求書から取引を読み取る場合の仕訳"><h4 id="h9501a0cc74">②売上集計表から取引を読み取る場合の仕訳</h4>問題文に掲載された「売上集計表」から仕訳を行うパターンです。 売上集計表は販売取引で用いられる証憑であるため、仕訳には「売上」の勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2ba02448fef541d7933346e378679fd6/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上集計表から取引を読み取る場合の仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/47453241f61940fd8a3c3d36fb0a25bd/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上集計表から取引を読み取る場合の仕訳"><h4 id="hbc9e699237">③売上集計表（手数料あり）から取引を読み取る場合の仕訳</h4>問題文に掲載された「売上集計表」から仕訳を行うパターンです。 また、問題文に手数料計上の指示があるため、仕訳には「支払手数料」の勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9e1a1f613d964d509ab2e615faf99798/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上集計表（手数料あり）から取引を読み取る場合の仕訳"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a8aae89f55d9444bb41671e7566e17d9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8916.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上集計表（手数料あり）から取引を読み取る場合の仕訳"> 売上集計表の読み取りパターンを解く上で欠かせない「クレジット売掛金」の論点については、以下の記事をご参考ください。

簿記の勘定科目である「クレジット売掛金」について詳しく解説。本記事では、クレジット売掛金の基本概念や計上方法、取引の全体像、仕訳事例を分かりやすく説明します。簿記初心者にも理解しやすい内容で、試験対策に役立つ記事です。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

【図解】クレジット売掛金とは？簿記の勘定科目を仕訳を用いて解説

<h3 id="h321713d64d">簿記3級での証憑の配点</h3>証憑（しょうひょう）の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、証憑の仕訳問題ができるようになることで、3〜6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a0e9cde61d50464ea9211be7d041456f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8918.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での証憑の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="he53516eb01">証憑の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、証憑の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：証ひょう</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4581d900d77c4b2b94fe2cb449bba8ce/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8920.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a> <h2 id="h79025d11a9">証憑の仕訳問題を解く手順</h2>証憑（しょうひょう）の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、証憑の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。 <h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を仕入れ、代金を現金で支払う」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「以下の集計表」と書いてあるため、証憑の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/bda66d0695a9458abc2d00832b553a65/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8922.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では、クレジットカード決済の手数料については不問なので、売上集計表の読み取り（手数料なし）のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3b544df97495402090ad7557adb21060/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7950673e1ed64712bd69994ebe8d8984/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8924.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="h0ad92bacb6">証憑の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h409c6fa038">証憑の仕訳問題</h3>

商品を仕入れ、代金は掛けとし、品物とともに以下の納品書兼請求書を受け取った。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3f963352f2b3409bba3202baf413ffab/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢③でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/94de60f62de548f587781193b406916c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答"><h3 id="h15d4ee8625">証憑の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="hdf595f61e2">①問題文から論点＝証憑を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「以下の納品書兼請求書」と書いてあるため、証憑（しょうひょう）の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c23460574f994df8a571f79e1bf6b738/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答解説"><h4 id="haf6f5484df">②問題文から取引パターン＝納品書兼請求書の読み取りを読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「納品書兼請求書」と書いてあるため、納品書兼請求書の読み取りのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0695da9e3ee4432b8e72c88aefe5781c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/702adbb81d26429a990cf5d429e4806f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の証憑の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2e5c299504ef4471982d3a0769dc0526/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hd0af0b1c27">仕入の発生</h4>問題文の「商品を仕入れ、代金は掛けとし」より、仕入が発生しています。 仕入は費用グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、仕入の発生を表現するために、仕入のホームポジションである借方（左側）に記入します。 金額は納品書兼請求書に記載されている合計額を用います。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c958268a27b04468adfd30c3edc7a883/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/362846cebef34877a3c4bfe5c573095c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8936.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入の勘定科目"><h4 id="hcf83e1357e"> </h4>仕入時の送料の処理については、諸掛りの記事をご参考ください。

簿記における重要な論点「諸掛り」について詳しく解説。諸掛りの基本概念から具体的な記帳方法、処理のポイントまでを簿記初心者向けに分かりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

諸掛り（仕入諸掛り・売上諸掛り）とは？仕訳事例を用いて解説

<h4 id="h2575ac8a78">買掛金の増加</h4>問題文の「商品を仕入れ、代金を掛けとし」より、買掛金が増加しています。 買掛金は負債グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、買掛金の増加を表現するために、買掛金をホームポジションの貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7daae7494c814cc0a0f1817cedeb41b0/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8937.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/6e89eb30756e4e6da32a741e53a91ff2/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8938.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="買掛金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢③となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5e34d626f23e421282e91a258b4825f7/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8939.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="証憑の仕訳問題の解答"><h2 id="h95ae9159fa">証憑の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の証憑（しょうひょう）の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は証憑です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】証憑の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="hb7e957caf9">簿記3級で出題される前受金の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3a30879297a641fdb4e4e29ce00d47ba/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される前受金の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/cb2cb30abdf640f299147426f6ed414d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される前受金の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される前受金の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、前受金の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「前受金」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の前受金の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="hca904d981d">前受金の概要</h3>前受金とは、商品の販売に先立ち、販売代金の一部を手付金や内金として受け取った場合に増加する勘定科目です。 後日サービスや商品を受け渡す義務であるため、負債として計上されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f28eaed0da7741218742e5bc81c6bfc4/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e696dd23c565495592e229c743f4c554/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の勘定科目"> 前受金の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

簿記試験で頻出の勘定科目「前受金」について詳しく解説。前受金の基本概念や計上方法、仕訳事例を通じてわかりやすく説明します。簿記初心者にも理解しやすい内容で、試験対策に役立つ記事です。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

前受金とは？簿記の勘定科目を仕訳事例を用いてわかりやすく解説

<h3 id="h5d729a5aae">前受金の出題傾向</h3>日商簿記3級での前受金の仕訳問題は、大きく2パターンに分かれます。<ol><li>代金の一部前受け</li><li>手付金相殺後の代金受け取り</li></ol>それぞれ１つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7f688d55d4ac492d95aef50f110be64d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の出題傾向"><h4 id="h40709f7799">①代金の一部前受けのときの仕訳</h4>代金の一部を前受けしたときの仕訳パターンです。 このとき、前受金が増加しますので、貸方（右側）に前受金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/c298a955f08b48099d46f949ab98f04e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="代金の一部前受けのときの仕訳"><h4 id="h89f7bfa2c4">②手付金相殺後の代金受け取りのときの仕訳</h4>商品を販売し、手付金相殺後の代金を受け取ったのときの仕訳パターンです。 このとき、前受金が減少しますので、借方（左側）に前受金を記入します。 また、商品代金の残高も受け取るため、他の決済手段（現金など）の勘定科目も借方に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/722a664454dd444099cb8cbbdeb29e2a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="手付金相殺後の代金受け取りのときの仕訳"><h3 id="h203d78170a">簿記3級での前受金の配点</h3>前受金の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、前受金の仕訳問題ができるようになることで、3〜6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0969be16418245b2a74a15332edce712/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での前受金の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="h131b49615a">前受金の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、前受金の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：手付金・内金</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/15e7d82e737f45b58e8530b826ce52ab/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8916.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="h1644beda29">前受金の仕訳問題を解く手順</h2>前受金の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、前受金の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。 <h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を仕入れ、代金を現金で支払う」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「内金」「受け取った」と書いてあるため、前受金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/6e2dadcf02f448de8cb65304790d0326/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8918.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「商品の注文を受け」「内金として受け取った」と書いてあるため、代金の一部前受けのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1c86a543622946ef9ce8adee6dff4f4d/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/071c4f4422154b8888810584752266d1/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8920.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="hf372c2cf52">前受金の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="he8b2e9e568">前受金の仕訳問題</h3>

商品695,800円（原価555,944円）を販売し、代金のうち376,700円は注文時に受け取っていた手付金を充当し、残額は掛けとした。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/3f963352f2b3409bba3202baf413ffab/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢①でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4a17e805377c4b6f8e343e006daaa500/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8925.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答"><h3 id="h92b7f16202">前受金の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="h160f921dc5">①問題文から論点＝前受金を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「受け取っていた内金」と書いてあるため、前受金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9a709a549bfd47feb3700cb12f514802/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8926.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="h29a74b0800">②問題文から取引パターン＝手付金相殺後の代金受け取りを読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「商品を販売し」「注文時に受け取っていた手付金を充当し」と書いてあるため、手付金相殺後の代金受け取りのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4b973f81f79e497c8497202b55bb0193/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8927.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7b92b5487bed4b58b3835efc54fc2406/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の前受金の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には3つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8f2afaeefcfc4ee397dc17ee363025f8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hdeaac41aa3">売上の発生</h4>問題文の「商品695,800円を販売し」より、売上が発生しています。 売上は収益グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、売上の発生を表現するために、売上のホームポジションである貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5a9730fdaf4f4daa8c66667023c5a701/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/380ae9380041484698f0edc35e7d5eb8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売上の勘定科目"><h4 id="h4657216d6b">前受金の減少</h4>問題文の「代金のうち376,700円は注文時に受け取っていた手付金を充当し」より、前受金が減少しています。 前受金は負債グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、前受金の減少を表現するために、前受金をホームポジションとは逆の借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0f8382f6630142689af8bec1efce9261/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7f16e2ef7a6448c884e16f65d440788e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の勘定科目"><h4 id="hba498c474d">売掛金の増加</h4>問題文の「代金のうち376,700円は注文時に受け取っていた手付金を充当し、残額は掛けとした」より、売掛金が増加しています。 売掛金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、売掛金の増加を表現するために、売掛金のホームポジションである借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7d807466d59f4623b4b59133a957f43f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7f4d3ea8fe6e4068a4077b476177e610/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="売掛金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢①となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0a4165f0399348bc9deda2c042ef3497/%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E8%A8%98%E4%BA%8B_%E4%BF%AE%E6%AD%A3.jpg?w=1280&amp;h=720" alt="前受金の仕訳問題の解答"><h2 id="h33d544a4c4">前受金の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の前受金の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は前受金です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】前受金の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h54c4a19360">簿記3級で出題される前払金の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b5d445ca2fe14f8c8218f4454183ad93/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される前払金の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2293e5835ab84d3abc11c6b76bdce5a3/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される前払金の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される前払金の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、前払金の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「前払金」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の前払金の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="h6577e28941">前払金の概要</h3>前払金とは、商品の仕入に先立ち、仕入代金の一部を手付金や内金として支払った場合に増加する勘定科目です。 後日サービスや商品を受け取る権利であるため、資産として計上されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/843b9f3f29464cd9b3072e9cb4a64f20/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ef2ad9fbdbab47e48e9cca255b8cc898/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%898.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の勘定科目"> 前払金の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

簿記試験で頻出の勘定科目である「前払金」について詳しく解説。前払金の取引の流れや関連する勘定科目、具体的な仕訳事例についてを簿記初心者向けにわかりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

前払金とは？簿記の勘定科目を仕訳事例を用いてわかりやすく解説

<h3 id="h5d3b29dc28">前払金の出題傾向</h3>日商簿記3級での前払金の仕訳問題は、大きく2パターンに分かれます。<ol><li>代金の一部前払い</li><li>手付金相殺後の代金支払い</li></ol>それぞれ１つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/402379090475446baf1c5f3d070869a9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の出題傾向"><h4 id="h31fc13f11b">①代金の一部前払いのときの仕訳</h4>代金の一部を前払いしたときの仕訳パターンです。 このとき、前払金が増加しますので、借方（左側）に前払金を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f7334363821f4854ab04c388f7935ce8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="代金の一部前払いのときの仕訳"><h4 id="h1d624c07c8">②手付金相殺後の代金支払いのときの仕訳</h4>商品を仕入れ、手付金相殺後の代金を支払ったのときの仕訳パターンです。 このとき、前払金が減少しますので、貸方（右側）に前払金を記入します。 また、商品代金の残高も支払うため、他の決済手段（現金など）の勘定科目も貸方に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/dc011bd5c6d048718b01453103389503/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="手付金相殺後の代金支払いのときの仕訳"><h3 id="hf228e63be3">簿記3級での前払金の配点</h3>前払金の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、前払金の仕訳問題ができるようになることで、3〜6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/40dc0ac086e245b4bfa70180a111e093/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8914.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での前払金の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="haed4a33f5b">前払金の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、前払金の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li> 級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：手付金・内金</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/546fa6eb0532498ca3d795c524f12abb/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8916.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a> <h2 id="hf2bb2aee89">前払金の仕訳問題を解く手順</h2>前払金の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、前払金の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。<h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を仕入れ、代金を現金で支払う」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「手付金」「支払った」と書いてあるため、前払金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b3d3a2e4a972435598c4349af6921521/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8918.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「売買契約を締結し」「手付金として支払った」と書いてあるため、代金の一部前払いのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/47d7efab60764a26a032f74f64ad3878/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/6ffd301eab5d4705b45f061f9f505715/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8920.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題を解く手順③"><h2 id="hac8e0eccb1">前払金の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h125823fb84">前払金の仕訳問題</h3>

商品623,000円を購入し、代金のうち228,100円は注文時に支払った内金と相殺し、残額は掛けとした。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ef85d89982154d02921dd4ad4adfd308/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢③でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/2fa59cd533524a4e8c6d17d9644190d8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8925.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答"> <h3 id="h58f982ba72">前払金の仕訳問題の解答解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="hbc92252be3">①問題文から論点＝前払金を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「支払った内金」と書いてあるため、前払金の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8cef21ca49ae4cd19629f7aa60292613/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8926.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="ha14128ffa3">②問題文から取引パターン＝手付金相殺後の代金支払いを読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「商品を購入し」「注文時に支払った内金と相殺し」と書いてあるため、手付金相殺後の代金支払いのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/291b8df3958c436989d2b03b04a1db3f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8927.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1f90e8fd375c40e49347ad634f66599c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の前払金の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には3つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/66e1e0008fbc4deeaccc982f6ec36016/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"><h4 id="hd0af0b1c27">仕入の発生</h4>問題文の「商品623,000円を購入し」より、仕入が発生しています。 仕入は費用グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、仕入の発生を表現するために、仕入のホームポジションである借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e0668706ea3f411db18de9f42ee4d17f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ac278aa8bb8744f8bc440e66f92624b5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入の勘定科目"><h4 id="h9d6cb3a596">前払金の減少</h4>問題文の「代金のうち228,100円は注文時に支払った内金と相殺し」より、前払金が減少しています。 前払金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、前払金の減少を表現するために、前払金をホームポジションとは逆の貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/693676cdadb846a999e3e37e6743d8b5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/336d4126d2e44e33846a3bfc00ff2b68/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の勘定科目"><h4 id="h2575ac8a78">買掛金の増加</h4>問題文の「代金のうち228,100円は注文時に支払った内金と相殺し、残額は掛けとした」より、買掛金が増加しています。 買掛金は負債グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、買掛金の増加を表現するために、買掛金のホームポジションである貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b70f224f85d54c019039cd5f03e8699f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/4418646cec6b4d18904d2ebab9f86e73/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="買掛金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢③となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/74beed22141449e6b0a8c76298e59997/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8936.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="前払金の仕訳問題の解答"><h2 id="h0f79e8ea2a">前払金の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の前払金の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は前払金です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】前払金の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h16dd6eaa84">簿記3級で出題される返品の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a2aa892eb13a4c7dbfe94e89ed173ac5/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される返品の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/019eea98c2004cbfab244d2f0865c35c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される返品の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される返品の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、返品の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「返品」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の返品の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="h4e2082fc1d">返品の概要</h3>返品とは、商品を仕入れたものの、注文したモノとは異なる場合に取る対応です。 以前に行った仕入の処理を返品の分だけ取り消して対応します。 また、販売した商品が返品された場合は、売上の処理を返品の分だけ取り消して対応します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b6b6afcdc96c4abead97fe701e3e7fe6/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b03e7906ba9e40328b42bdc0a4268945/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%897.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の概要"> 返品の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

簿記における商品返品処理の論点について詳しく解説。返品処理の基本概念から具体的な記帳方法、処理のポイントまでを簿記初心者向けに分かりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

商品の返品（仕入戻し・売上戻り）とは？仕訳事例を用いて解説

<h3 id="h16c07a7f1c">返品の出題傾向</h3>日商簿記3級での返品の仕訳問題は、大きく2パターンに分かれます。<ol><li>仕入商品の返品（仕入戻し）</li><li>販売商品の返品（売上戻り）</li></ol>それぞれ１つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/226c282dce934977b3a09cbf6b155304/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%899.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の出題傾向"><h4 id="hfdf5119b1c">①仕入商品の返品をしたときの仕訳（仕入戻し）</h4>仕入れた商品を返品したときの仕訳パターンです。 このとき、仕入が減少しますので、貸方（右側）に仕入を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/05e6b85b166e4a75aa8c2c9ecb7e883a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入商品の返品をしたときの仕訳（仕入戻し）"><h4 id="hea61828066">②販売商品の返品（売上戻り）</h4>販売した商品が返品されたときの仕訳パターンです。 このとき、売上が減少しますので、借方（左側）に売上を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/ded33d0b4a67416689b4083361c7f030/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売商品の返品（売上戻り）"><h3 id="h3c20c0e0da">簿記3級での返品の配点</h3>返品の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、返品の仕訳問題ができるようになることで、3~6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/047f3acf011f4ac2bdc154f200f51c92/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での返品の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="h2bf6995f49">返品の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、返品の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：返品</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/be391f9eef284d54b39085db294b2974/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="hd056ee782d">返品の仕訳問題を解く手順</h2>返品の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、返品の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。<h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を販売し、代金を現金で受け取る」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「返品」と書いてあるため、返品の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/5f355a22114d402797b25ff7a4879fdc/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、基本的に取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「商品が返品され（た）」と書いてあるため、販売商品の返品の取引パターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/dc55e1f7a37042e4b63448168ac58e83/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8918.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/865f6c44bce142878ec798dff4df4616/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題を解く手順③">

<h2 id="h10d6c12441">返品の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳としてを正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="hf5f40dd599">返品の仕訳問題</h3>

先日掛けで仕入れた商品69,800円のうち36,900円を品違いのため返品した。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f2f8454bf4d4432083bff004bc9ade05/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢③でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/bd1f2e35349147bfad6864f5f8516fb1/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8924.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解答"> <h3 id="hf58de72587">返品の仕訳問題の解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="ha34bfbd2d9">①問題文から論点＝返品を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「返品」と書いてあるため、返品の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1ae7ecf72c1d4555898eee6003dad935/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8925.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解説"><h4 id="h689d9d92eb">②問題文から取引パターン＝仕入商品の返品（仕入戻し）を読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「先日掛けで仕入れた商品」「返品した」と書いてあるため、仕入商品の返品のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d11289e88adc4f139b8be5c12594409a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8926.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d933168fb95243d5951cd1d8ac5ca8a8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8927.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の返品の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/01349d9befea4e50a4dd876878131dfa/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解説"><h4 id="h431fb302fe">買掛金の減少</h4>問題文の「掛けで仕入れた商品」「返品した」より、買掛金が減少しています。 買掛金は負債グループに属する勘定科目であるため、貸方（右側）がホームポジションです。 したがって、買掛金の減少を表現するために、買掛金をホームポジションとは逆の借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7da717d21ba048b3891ab283a61c70db/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1af4749eb8de42598a62a2f771814115/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="買掛金の勘定科目"><h4 id="he02692b5fc">仕入の消滅</h4>問題文の「掛けで仕入れた商品」「返品した」より仕入が取り消されています。 仕入は費用グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、仕入の消滅を表現するために、仕入をホームポジションとは逆の貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/aabf09f5442c40e7938e9c44a3a673cf/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/986160d398fb4293a00cdff59b2cdc30/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="仕入の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢③となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7ed93cc9b888415bbfdcf262896bfb70/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="返品の仕訳問題の解答"> <h2 id="h8bd62e9679">返品の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の返品の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で最も基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は返品です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

【簿記3級】返品の仕訳問題をわかりやすく解説

<h2 id="h9e12867b38">簿記3級で出題される受取商品券の仕訳問題</h2>簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。 通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/bb05761511db48b4acb116d9adae493e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%893.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される受取商品券の仕訳問題"> 部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/e83051113823418bb9abd94b1cf9315c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%894.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級で出題される受取商品券の仕訳問題"> この記事では、簿記3級で出題される受取商品券の仕訳問題について解説しています。 問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。 最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h5 id="hf1743a6c10">_ARTICLE_TOC_</h5>

なお、今の実力を試したい方向けに、受取商品券の仕訳問題を3問用意しました。 ぜひ、力試しに下記のトレーニングにも挑戦してみてください。

簿記3級で登場する「受取商品券」の仕訳問題に挑戦できるトレーニングコンテンツです。

【仕訳トレーニング】簿記3級の受取商品券の仕訳問題に挑戦しよう！

<h3 id="hf317968b70">受取商品券の概要</h3>受取商品券とは、商品を販売し、その対価として商品券を受け取った時に増加する資産の勘定科目です。 受け取った商品券は後々、現金と交換することができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/525d0d6cefcb4a3aadd5132075fa368a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%896.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の概要"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/aba02e94ad594da8a3150cff423ba1be/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%897.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の勘定科目"> 受取商品券の基本については、下記の記事にて詳しく解説しています。 もし知識に自信のない方は、先にご覧ください。

簿記試験で頻出の勘定科目である「受取商品券」について詳しく解説。受取商品券の定義や取引の流れ、仕訳方法についてを簿記初心者向けに分かりやすく説明します。知識の確認問題や仕訳の練習問題も記載していますので、論点の理解と知識の定着にご利用ください。

受取商品券とは？簿記の勘定科目を仕訳事例を用いてわかりやすく解説

<h3 id="h521a1b60e3">受取商品券の出題傾向</h3>日商簿記3級での受取商品券の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。<ol><li>全額の商品券受け取り</li><li>販売額以下の商品券受け取り</li><li>販売額以上の商品券受け取り</li><li>商品券の精算</li></ol>それぞれ１つずつ解説していきます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/333c4e7af8194256a936577acf2ffe59/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%899.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の出題傾向"><h4 id="h672e8d2fc0">①全額を商品券で受け取ったときの仕訳</h4>商品を販売し、代金の全額を商品券で受け取ったときの仕訳パターンです。 このとき、受取商品券が増加しますので、借方（左側）に受取商品券を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/a3537f1699eb4a0496df9d66366850e9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8910.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="全額を商品券で受け取ったときの仕訳"><h4 id="he2d287c51c">②販売額以下の商品券を受け取ったときの仕訳</h4>商品を販売し、代金の一部を商品券で受け取ったときの仕訳パターンです。 このとき、受取商品券が増加しますので、借方（左側）に受取商品券を記入します。 また、代金の一部のみ商品券で受け取っているため、他の決済手段（現金など）の勘定科目も借方に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1b7498e4479f4cfeac8e2d74196ad266/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8911.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売額以下の商品券を受け取ったときの仕訳"><h4 id="hd9b46ff1aa">③販売額以上の商品券を受け取ったときの仕訳</h4>商品を販売し、代金以上の商品券を受け取ったときの仕訳パターンです。 このとき、受取商品券が増加しますので、借方（左側）に受取商品券を記入します。 また、代金以上の商品券を受け取っているため、お釣りを渡すため減少する決済手段（現金など）の勘定科目を貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/21b66ab89e2e499eb4ffbeb7065c418f/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8912.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="販売額以上の商品券を受け取ったときの仕訳"><h4 id="h2db5c70ec3">④商品券を精算したときの仕訳</h4>受け取った商品券を精算したときの仕訳パターンです。 このとき、受取商品券が減少しますので、貸方（右側）に受取商品券を記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/83447f1876c94542858385cf9e12c834/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8913.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="商品券を精算したときの仕訳"> <h3 id="he1c933e6e3">簿記3級での受取商品券の配点</h3>受取商品券の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1～2問出題されます。 第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。 したがって、受取商品券の仕訳問題ができるようになることで、3~6点をものにすることができます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b65e6c897e904370bde15716e54e0132/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8915.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記3級での受取商品券の配点"> 第1問の対策方法については、下記の記事で詳しく解説しています。 目安の時間配分や問題を解く際の注意点などについて触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

<h3 id="h41d3499c76">受取商品券の問題集</h3>簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、受取商品券の仕訳問題を全パターン解くことができます。 問題を出題する設定は下記の通りです。<ul><li>級：簿記3級</li><li>出題の方式：カテゴリー別</li><li>論点の選択：商品券</li><li>問題の出題数：自由</li></ul><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f6cae420f2864cfbaf7af0c7220f9bd9/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8917.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="簿記の学習アプリ「Funda簿記」の練習問題"> また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。 ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。 <a href="https://liff.line.me/1657040309-9L7adOKE/landing?follow=%40886dfkbv&amp;lp=dVYlZ8&amp;liff_id=1657040309-9L7adOKE"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/1e47e86bc81046dfbf1bba4af07d82ed/%E4%BB%95%E8%A8%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81_LINE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC.png?w=1920&amp;h=647" alt="Funda簿記の公式LINE"></a><h2 id="h3eb8753fcd">受取商品券の仕訳問題を解く手順</h2>受取商品券の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。<ol><li>問題文から論点を読み取る</li><li>問題文から取引パターンを読み取る</li><li>勘定科目を仕訳に記入する</li></ol>ここからは、受取商品券の仕訳問題を解く手順を１つずつ解説します。<h3 id="h88e5c2b713">①問題文から論点を読み取る</h3>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 ここでの論点とは、通常の商品売買取引（「商品を販売し、代金を現金で受け取る」などの取引）と異なる点のことを指します。 下の事例では「他店発行商品券を受け取った」と書いてあるため、受取商品券の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/8756b255e61b4507b5b04e7b051abd59/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8919.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題を解く手順①"><h3 id="h92b8d0fe9d">②問題文から取引パターンを読み取る</h3>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 通常の商品売買以外の取引には、基本的に取引パターンが複数あります。（例：「商品の販売時」と「代金の回収時」など） 下の事例では「商品を販売し」「同額の他店発行商品券を受け取った」と書いてあるため、商品の販売時・全額の商品券受け取りのパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9353d0c4c25a4f09800fd21953d567a2/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8920.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題を解く手順②"> 論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。 問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。 <h3 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h3>最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。 取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/34942c4af3d14e0c8756ebefb4c21161/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8921.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題を解く手順③">

<h2 id="h00a19ee21f">受取商品券の仕訳問題の事例</h2>以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。 「解く手順」を参考に、取引の仕訳としてを正しいものを選択肢から選んでください。 <h3 id="h4da4bdb126">受取商品券の仕訳問題</h3>

商品を販売した際に受け取った共通商品券を精算し、13,100円を現金で受け取った。

<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f2f8454bf4d4432083bff004bc9ade05/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8923.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="みなさんわかりましたか？"> この問題の正解は選択肢①でした。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/47d1b45e00ff4556a6face1373268920/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8926.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解答"> <h3 id="h41cbe7191c">受取商品券の仕訳問題の解説</h3>「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。 <h4 id="h66eaa47c63">①問題文から論点＝受取商品券を読み取る</h4>最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。 今回の問題では「受け取った共通商品券」と書いてあるため、受取商品券の論点であることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/48b1b80f768a43f192d05d472c32484a/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8927.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解説"><h4 id="hed4199d080">②問題文から取引パターン＝商品券の精算を読み取る</h4>次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。 今回の問題では「受け取った共通商品券を精算し」と書いてあるため、商品券の精算時のパターンであることが読み取れます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/d8505c6af8c2405ba35e350c6b7ad2e8/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8928.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解説"> 【今回の取引パターン】 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/9d50143d2f0343009209facb9c5b65c1/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8929.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="今回の受取商品券の取引パターン"><h4 id="h9537887d82">③勘定科目を仕訳に記入する</h4>最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。 今回の問題文には2つの勘定科目が登場します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f15a2b329100459aba8082342c4408cd/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8930.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解説"><h4 id="h9f5bd992bb">受取商品券の減少</h4>問題文の「受け取った共通商品券を精算し」より、受取商品券が減少しています。 受取商品券は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、受取商品券の減少を表現するために、受取商品券をホームポジションとは逆の貸方（右側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/0bbca5a2e9ed47bb9d7d018fc8ad530c/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8931.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解説"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/7dbbe92c1eea46edbf16bc902203c188/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8932.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の勘定科目"><h4 id="haa36728aa6">現金の増加</h4>問題文の「13,100円を現金で受け取った」より、現金が増加しています。 現金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方（左側）がホームポジションです。 したがって、現金の増加を表現するために、現金をホームポジションの借方（左側）に記入します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/b65f20e17d2a438ea740e21b35f3c84e/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8933.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解説"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/89404b0f1cb44844a5733c1d3de17900/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8934.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="現金の勘定科目"> 以上より正しい仕訳は選択肢①となります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/66b94430b706481ebd759cf7d5b48efe/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8935.JPG?w=1280&amp;h=720" alt="受取商品券の仕訳問題の解答"> <h2 id="hd1374c8beb">受取商品券の仕訳問題の解き方まとめ</h2>簿記3級の受取商品券の仕訳問題の解き方を解説してきました。 簿記3級の中で最も基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。 試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。 問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう！ 簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。 繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう！ <a href="https://bit.ly/4co5m1t"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/6133d7fd3656441cbbc75f00f8616cd8/f76a103b16784134ba3058a183e29b0c/Funda_2.png?w=2500&amp;h=843" alt="Funda簿記の学習アプリ"></a>

簿記3級の仕訳問題の解き方をわかりやすく解説しています。今回解説する論点は受取商品券です。簿記3級の本試験でも頻繁に出題される論点となっています。知っているだけで点数に直結する問題を解く手順や、出題傾向、配点など含めて解説しているので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

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