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2024/05/05

【簿記3級】仮払金の仕訳問題をわかりやすく解説

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簿記3級で出題される仮払金の仕訳問題

簿記3級では、問題文で与えられている取引を仕訳に変換する仕訳問題が出題されます。
通常、勘定科目と金額の完全解答で、配点が付与されます。

部分点方式ではありませんので、似ている勘定科目名を選んだり、金額の入力ミスをしたりしないように注意しましょう。

この記事では、簿記3級で出題される仮払金の仕訳問題について解説しています。
問題の出題傾向や解き方を紹介していますので、簿記3級を勉強中の方はぜひご覧ください。
最後には本試験レベルの練習問題も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。

目次

  • 簿記3級で出題される仮払金の仕訳問題
  • 仮払金の概要
  • 仮払金の出題傾向
  • 簿記3級での仮払金の配点
  • 仮払金の問題集
  • 仮払金の仕訳問題を解く手順
  • ①問題文から論点を読み取る
  • ②問題文から取引パターンを読み取る
  • ③勘定科目を仕訳に記入する
  • 簿記3級で出題される仮払金の仕訳問題
  • 仮払金の仕訳問題
  • 仮払金の仕訳問題の解答解説
  • 仮払金の仕訳問題の解き方まとめ

仮払金の概要

仮払金とは、旅費交通費の事前払いのように、金額や内容が未確定の段階で先にお金を概算額で支出した場合に増加する勘定科目です。
金額や内容が確定しておらず、お金を貸しているような状態のため、資産として計上されます。


仮払金の基本については、下記の記事で詳しく解説しています。
もし知識に自信がない方は、先にご覧ください。

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仮払金の出題傾向

日商簿記3級での仮払金の仕訳問題は、大きく3パターンに分かれます。

  1. 仮払金の発生
  2. 仮払金の内容確定(仮払金以内)
  3. 仮払金の内容確定(仮払金以上)

それぞれ1つずつ解説していきます。

①仮払金の発生のときの仕訳

仮払金が発生したときの仕訳パターンです。
このとき、仮払金が増加しますので、借方(左側)に仮払金を記入します。

②仮払金の内容確定(仮払金以内)のときの仕訳

仮払金の内容が確定(仮払金以内)のときの仕訳パターンです。
このとき、仮払金が減少しますので、貸方(右側)に仮払金を記入します。
また、概算額で渡した仮払金と実際の旅費交通費の差額を現金で受け取っているため、借方(左側)に現金を記入します。

③仮払金の内容確定(仮払金以上)のときの仕訳

仮払金の内容が確定(仮払金以上)のときの仕訳パターンです。
このとき、仮払金が減少しますので、貸方(右側)に仮払金を記入します。
また、概算額で渡した仮払金と実際の旅費交通費の差額を現金で支払っているため、貸方(右側)に現金を記入します。

簿記3級での仮払金の配点

仮払金の仕訳問題は、簿記3級試験の第1問に1~2問出題されます。
第1問は45点満点で、1問3点の仕訳問題が15問出題される問題構成です。
したがって、仮払金の仕訳問題ができるようになることで、3〜6点をものにすることができます。

仮払金の問題集

簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、仮払金の仕訳問題を全パターン解くことができます。
問題を出題する設定は下記の通りです。

  • 級:簿記3級
  • 出題の方式:カテゴリー別
  • 論点の選択:仮払金・仮受金
  • 問題の出題数:自由


また、Funda簿記を利用していない方も、LINEから問題を解くことができます。
ぜひ下記より練習問題に挑戦してみてください。
Funda簿記の公式LINE

仮払金の仕訳問題を解く手順

仮払金の仕訳問題を解く手順は次の3ステップです。

  1. 問題文から論点を読み取る
  2. 問題文から取引パターンを読み取る
  3. 勘定科目を仕訳に記入する

ここからは、仮払金の仕訳問題を解く手順を1つずつ解説します。

①問題文から論点を読み取る

最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。
ここでの論点とは、通常の商品売買取引(「商品を仕入れ、代金を現金で支払う」などの取引)と異なる点のことを指します。

下の事例では「旅費の概算額を手渡していた」と書いてあるため、仮払金の論点であることが読み取れます。

②問題文から取引パターンを読み取る

次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります。
通常の商品売買以外の取引には、取引パターンが複数あります。(例:「商品の販売時」と「代金の回収時」など)

下の事例では「旅費の残額を現金で受け取った」と書いてあるため、仮払金の内容確定(仮払金以内)のパターンであることが読み取れます。

論点を正しく読み取っても、取引パターンを読み間違えると、もちろん正しい仕訳は導き出せません。
問題文をしっかり読み、取引パターンも正確に把握しましょう。

③勘定科目を仕訳に記入する

最後に、勘定科目と金額を一つずつ仕訳に記入します。
取引パターンから勘定科目が増加しているのか、減少しているのかを判断して、記入しましょう。

簿記3級で出題される仮払金の仕訳問題

以上を踏まえて、簿記3級の本試験レベルの仕訳問題に挑戦してみましょう。
「解く手順」を参考に、取引の仕訳として正しいものを選択肢から選んでください。

仮払金の仕訳問題

従業員に対して消耗品の購入代金として概算額40,000円を支払っていたが、本日、購入を済ませた従業員から経費精算書を受け取り、概算額よりも9,100円超過していた。従業員が立て替えていた超過分をすぐに小切手を振り出して精算した。

タップで回答を見ることができます

1

選択肢①

2

選択肢②

3

選択肢③


この問題の正解は選択肢②でした。

仮払金の仕訳問題の解答解説

「解く手順」に沿ってこの問題の解き方を解説します。

①問題文から論点=仮払金を読み取る

最初に、問われている「論点」を問題文から読み取ります。
今回の問題では「概算額を支払っていた」と書いてあるため、仮払金の論点であることが読み取れます。

②問題文から取引パターン=仮払金の内容確定(仮払金以上)を読み取る

次に、問題文から問われている「取引パターン」を読み取ります
今回の問題では「経費精算書を受け取り、概算額よりも超過していた」と書いてあるため、仮払金の内容確定(仮払金以上)のパターンであることが読み取れます。

【今回の取引パターン】

③勘定科目を仕訳に記入する

最後に、登場する勘定科目を見落とさないように注意しながら、勘定科目と金額を仕訳に記入します。
今回の問題文には3つの勘定科目が登場します。

消耗品費の発生

問題文の「消耗品の購入を済ませた従業員から経費精算書を受け取り、概算額よりも9,100円超過していた」より、消耗品費が発生しています。
消耗品費は費用グループに属する勘定科目であるため、借方(左側)がホームポジションです。
したがって、消耗品費の発生を表現するために、消耗品費のホームポジションである借方(左側)に記入します。

仮払金の減少

問題文の「消耗品の購入代金として概算額40,000円を支払っていたが、本日、購入を済ませた」より、仮払金が減少しています。
仮払金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方(左側)がホームポジションです。
したがって、仮払金の減少を表現するために、仮払金をホームポジションとは逆の貸方(右側)に記入します。

当座預金の減少

問題文の「従業員が立て替えていた超過分をすぐに小切手を振り出して精算した。」より、当座預金が減少しています。
当座預金は資産グループに属する勘定科目であるため、借方(左側)がホームポジションです。
したがって、当座預金の減少を表現するために、当座預金をホームポジションとは逆の貸方(右側)に記入します。


以上より正しい仕訳は選択肢②となります。

仮払金の仕訳問題の解き方まとめ

簿記3級の仮払金の仕訳問題の解き方を解説してきました。
簿記3級の中で基本的な取引の一つであるため、試験を受ける方は必ず解けるようになりましょう。

試験合格レベルになると「仕訳問題を解く手順」に沿って瞬時に解答することができるようになります。
問題を繰り返し練習して、仕訳問題を一瞬で解けるようになりましょう!

簿記の学習アプリ「Funda簿記」では、今回のような本試験レベルの問題が解き放題です。
繰り返し問題を解いて理解度を深めたい方は、ぜひFunda簿記で一緒に勉強しましょう!
Funda簿記の学習アプリ

この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

大手町のランダムウォーカー

Funda社運営

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

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