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基礎知識

2024/05/11

売上とは?簿記の勘定科目を仕訳事例を用いてわかりやすく解説

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売上」は企業が商品やサービスを販売した際に発生する勘定科目です。ほとんどすべての企業で登場する項目であり、仕訳問題では必ずと言ってもいいほど出題されます。

この記事では、簿記学習者向けに売上の基本的な考え方仕訳方法についてを図解を用いてわかりやすく解説します。

目次

  • 売上とは?
  • 収益の勘定科目
  • ホームポジションは貸方
  • 売上の確認問題
  • 売上の仕訳事例
  • 売上が発生した時の仕訳事例
  • 商品を掛けで販売した時の仕訳事例
  • 販売した商品が返品された時の仕訳事例
  • 商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳事例
  • 売上の仕訳問題に挑戦
  • 売上の帳簿上の動き
  • 売上発生時
  • 掛けによる商品販売時
  • 商品返品時
  • 売上諸掛り発生時
  • 売上のまとめ

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売上とは?

売上(うりあげ)とは、商品を販売した対価のことをいいます。たとえば、りんごを仕入れて販売する会社があった場合、りんごを販売した対価として得た収入が売上となります。
売上とは

収益の勘定科目

売上は、商品を販売し対価としてお金を受け取った際に発生することから、損益計算書の収益の勘定科目に分類されます。
売上とは
勘定科目について基礎から学びたい方は、下記の記事をご覧ください。

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ホームポジションは貸方

収益の勘定科目は、ホームポジションが貸方となります。したがって、商品を販売し売上が発生した時は貸方(右側)に記入し商品の返品などで売上を取り消す時は借方(左側)に記入します
売上のホームポジション

売上の確認問題

それでは、ここまでの内容を踏まえて、売上に関する問題です。
売上が発生した時はどちらに記入するでしょう?
売上の確認問題

タップで回答を見ることができます

1

借方

2

貸方

一緒に考えてみよう



正解発表

正解は、選択肢②の貸方でした。
売上は収益の勘定科目であるため、商品を販売し売上が発生した時は、貸方に記入します。
売上の確認問題:正解発表

売上の仕訳事例

ここからは、簿記上の取引事例を通じて、売上の仕訳方法を解説していきます。

売上が発生した時の仕訳事例

「当社は、商品を1,000円で販売し、代金は現金で受け取った。」という取引の事例を使い、売上が発生した時の仕訳の流れを順に説明します。
売上が発生した時の仕訳事例

商品販売時

商品を販売し、対価として代金を受け取ったため、売上が発生します。
そのため、貸方(右側)に売上(収益)1,000円を記入します。

また、代金は現金で受け取ったため、現金という資産の勘定科目が増加します。
資産の勘定科目は、ホームポジションが借方となります。したがって、借方(左側)に現金(資産)1,000円を記入します。
売上が発生した時の仕訳事例

商品を掛けで販売した時の仕訳事例

「当社は、商品2,500円を掛けで販売した。」という取引の事例を使い、商品を掛けで販売した時の仕訳の流れを順に説明します。

掛けとは、商品やサービスを現金で即座に支払わず、後日決済することが約束された取引方法のことをいいます。
商品を掛けで販売した時の仕訳事例

掛け販売時

商品を掛けで販売したことから、売上が発生します。
そのため、貸方(右側)に売上(収益)2,500円を記入します。ここまでは先ほどの仕訳事例と同じです。

代金はあとで受け取るため、売掛金という資産の勘定科目が増加します。
したがって、借方(左側)に売掛金(資産)2,500円を記入します。
商品を掛けで販売した時の仕訳事例

販売した商品が返品された時の仕訳事例

「当社は、現金で販売した商品2,000円が品違いのため返品された。」という取引の事例を使い、販売した商品が返品された時の仕訳の流れを順に説明します。
販売した商品が返品された時の仕訳事例

販売した商品の返品時

販売した商品が返品された時は、逆仕訳を行うことで取引自体をなかったことにします
逆仕訳とは、以前に行った仕訳の借方・貸方の勘定科目を逆にして行う仕訳のことをいいます。

以前に行った仕訳とは、今回でいう商品販売時に行った仕訳を指します。

借方:現金2,000円 貸方:売上2,000円

販売した商品が返品された時の仕訳事例
返品があった時は、上記の仕訳を逆にして、取引自体をなかったことにします。したがって、借方(左側)に売上(収益)2,000円を記入し、貸方(右側)に現金(資産)2,000円を記入します。
販売した商品が返品された時の仕訳事例
返品処理の仕訳方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳事例

「当社は、A社に対し商品1,000円を掛けで販売した。なお発送費100円は当社負担で現金で支払った。」という取引の事例を使い、商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳の流れを順に説明します。
商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳事例

掛けでの商品販売時

商品を販売したため、売上が発生します。
そのため、貸方(右側)に売上(収益)1,000円を記入します。

また、販売方法は掛けのため、売掛金が増加します。
したがって、借方(左側)に売掛金(資産)1,000円を記入します。ここまでは掛け取引と同じ仕訳方法です。
商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳事例

発送費発生時

商品の販売と同時に発送費100円が発生しているため、発送費という費用の勘定科目が発生します
費用の勘定科目は、ホームポジションが借方となります。そのため、借方(左側)に発送費(費用)100円を記入します。

また、代金は現金で支払っているため、現金が減少します。
したがって、貸方(右側)に現金(資産)100円を記入します。
商品を販売した際に発送費がかかった時の仕訳事例
上記の取引のような商品売買時に発生する発送費や保険料、包装代などの付随費用を諸掛りといいます。

諸掛りの仕訳方法についてより詳しく学びたい方は、下記の記事をご覧ください。

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売上の仕訳問題に挑戦

ここまでの内容で、売上の仕訳の流れを理解していただけたかと思います。
早速、下記のLINEアプリから練習問題に挑戦してみてください。
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売上の帳簿上の動き

最後に売上の帳簿上での動きを解説します。
帳簿上の動きは、簿記を理解する際に、非常に重要となるため、必ず押さえておきましょう。

売上発生時

商品を販売し売上が発生した時は、収益の発生を計上するため、貸方に売上を記入します。
売上発生時の帳簿上の動き

掛けによる商品販売時

商品を掛けで販売した時は、売上が発生するとともに、売掛金が増加します。
掛けによる商品販売時の帳簿上の動き

商品返品時

販売した商品が返品された時は、逆仕訳を行うことで取引がなかった状態にします。
商品返品時の帳簿上の動き

売上諸掛り発生時

商品を販売した際に発送費が発生した時は、売上が発生すると同時に発送費が費用として計上されます。
売上諸掛り発生時の帳簿上の動き

売上のまとめ

今回は簿記3級で登場する「売上」について解説しました。
売上は収益の勘定科目であるため、ホームポジションは貸方となります。したがって、売上が発生した時は貸方(右側)に記入し、取り消す時は借方(左側)に記入します。
特に仕訳問題で頻出の勘定科目であるため、しっかり押さえておきましょう!

基礎から簿記をしっかり学びたい方は、ぜひ学習アプリ「Funda簿記」をご覧ください。
アプリ内で仕訳問題の対策を行うことができます。
Funda簿記の学習アプリ

この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

大手町のランダムウォーカー

Funda社運営

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

著者:川上 理紗子

【監修】 川上 理紗子

公認会計士

公認会計士。慶應義塾大学卒業後、PwCあらた有限責任監査法人(現:PwC Japan有限責任監査法人)に入社。Assurance部門に所属し、テクノロジー・エンターテインメント会社の会計監査等に従事。「会計をもっと楽しく」というFundaの考えに魅力を感じ、2022年より『Funda簿記』サービスに携わる。

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