簿記3級は、就職・転職活動時にも役立つ資格です。実際に、毎年多くの人が合格を目指して受験しています。
しかし、「どの程度の勉強時間が必要なの?」「どんな勉強の進め方がいいんだろう?」と悩む方もいることでしょう。
そこで本記事では、
- 簿記3級の合格に必要な勉強時間の目安
- 簿記3級に合格する勉強法
- 簿記3級合格への戦略
についてご紹介します。簿記3級の合格に向けて計画的に取り組みたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 簿記3級の合格に必要な勉強時間は?
- 簿記3級に合格する勉強法
- 簿記3級の勉強方法:インプットにあまり時間をかけない
- 簿記3級の勉強方法:試験と同じ形式の問題を何度も解く
- 簿記3級の勉強方法:間違えたところを重点的にできるまで解く
- 簿記3級合格への戦略
- 簿記3級合格戦略:解けるところから確実に点を取りにいく
- 簿記3級の勉強時間と勉強方法のまとめ
簿記3級の合格に必要な勉強時間は?
あくまで目安ではありますが、簿記3級の合格に必要な勉強時間は70〜100時間です。
短い時間で合格するためのポイントは、試験日から逆算してスケジュールを立てることです。
たとえば、1ヵ月後の合格を目指すなら1日平均2.5〜3.5時間が勉強時間の目安です。同様に、2ヵ月後に試験を受験するなら1日平均1~2時間を目安にすると良いでしょう。
実際に参考書や問題集と向き合う際は、パートごとに区切って勉強する形が現実的かもしれません。
毎日どこまで進めるのか目標を立ててから勉強するのもおすすめです。
簿記の学習アプリ「Funda簿記」を使って、短期間で簿記3級を取得したの学習ログを確認してみると、ある共通点が存在します。
それは、論点のパート毎に区切って、短い期間のうちに一気に学習する傾向です。
画像はある短期合格者の学習ログですが、隙間時間を活用し1日のうちに貸倒関連の論点をすべて学習しています。
その翌日には、前日の内容の確認テストを実施することで知識をしっかり定着させていることがわかります。
当然、本業や学業との兼ね合いでどうしても時間を確保できない日もあると思います。
そのような時は、休日で多めに勉強時間を確保したりスキマ時間を活用したりして、計画的に取り組みましょう。
簿記3級に合格する勉強法
ここからは、簿記3級に合格する勉強法を紹介します。
- インプットにあまり時間をかけない
- 試験と同じ形式の問題を何度も解く
- 間違えたところを重点的にできるまで解く
前章で目安の勉強時間をお伝えしましたが、ただ時間を確保するだけでは試験に合格できません。
この記事では、簿記の学習アプリ「Funda簿記」の合格者の学習データを元にし、短期で合格するための勉強法を紹介します。
意識するだけでも変わるため、参考にして効率良く勉強してみてください。
※Funda簿記の学習者は下記の学習マニュアルも参考にしてみてください。
簿記3級の勉強方法:インプットにあまり時間をかけない
効率良く勉強するための1つ目のポイントは、インプットにあまり時間をかけないことです。
はじめは参考書を読む中で理解できない部分もあると思いますが、ここで長い時間を割くことはおすすめしません。
特に1周目は、理解できなくても飛ばして先を読み進めましょう。進めていく中で、理解が深まることもあります。
読み進める際は、理解の薄いところに付箋やメモしておくことがおすすめです。
まずは、とにかく早く参考書を進めることに集中してみてください。
Funda簿記を使って短期で合格された方の学習ログを見てもわかる通り、1つの論点のインプット時間の平均は約3分前後となっています。1週目から完璧に覚えようとせずに、まずは理解を重視してサクサク進めることが重要となります。
簿記3級の勉強方法:試験と同じ形式の問題を何度も解く
2つ目のポイントは、試験と同じ形式の問題を何度も解くことです。
簿記のテキストの問題が解けても、試験の問題が解けないと合格しません。
試験に似ている形式の問題を何度も解くことが合格可能性を上げます。
さらに、繰り返し問題を解くことで、簿記試験の傾向や自分の苦手な問題に気付ける場合もあります。
また、予想問題や過去問を解いていく際も、はじめから完璧に解ける必要はありません。
何度も解きなおして、試験の時に確実に解けるようになってれば、合格できます。
Funda簿記の短期合格者の模試の演習データを見てもわかる通り、最初は27点だった点数が一週間も経たずに合格点である70点を超えるようになっています。
このように、間違えた問題を1つずつ復習していくことで、点数が右肩上がりで増加していきます。
簿記3級の勉強方法:間違えたところを重点的にできるまで解く
一通り問題を解いたあとは、間違えたところを重点的に解くことが大切です。その際、なぜ間違えたのか原因を把握するようにしてください。
時には参考書を見直しつつ、理解できるようになるまで何度も問題を解きましょう。
簿記試験は、出題範囲からランダムに問題が出されます。2021年度から試験範囲が変更になり、試験の形式も変わりました。問題が出題されるパターンに慣れるためにも、何度も問題を解いて新たな形に対応できるように努めましょう。
Funda簿記で学習をしている方は、「該当論点復習機能」をぜひ活用ください。
試験対策模試で間違えた論点の復習ページにすぐに飛ぶことが可能です。1度間違えた問題は二度と間違えないつもりで、ぜひ復習に力をいれてみてください。
※画像はFunda簿記の試験対策模試の解答画面。①該当の学習パートからすぐに復習ページに飛ぶことが可能です。
簿記3級合格への戦略
ここまで、簿記3級の合格に必要な目安勉強時間や勉強方法について解説しました。ここでは、試験本番で活かせる対策をお伝えします。
簿記3級合格戦略:解けるところから確実に点を取りにいく
試験本番は、解けるところから確実に点を取りにいきましょう。
試験は60分という時間制限があります。
その制限時間内に70点を取れれば、簿記3級検定に合格できます。
分からないところで止まってしまうと本来解けた問題を落としてしまい、あの時間がなくて解けなかった問題を解いていれば…となる場合もあります。
手が止まったら次に進めてみましょう。
とはいえ、いきなり本番でいつもの解き方を変えるとリズムが狂うかもしれません。平常心で試験に挑めるよう、試験と同じ形式の問題や予想問題(最新の参考書の問題)などを解き、自己流の解き方を確立しておくことがおすすめです。
簿記3級の勉強時間と勉強方法のまとめ
今回は、簿記3級の合格に必要な勉強時間をご紹介しました。あくまで目安ではありますが、簿記3級の合格に必要な勉強時間は70〜100時間です。
スケジュールを立てる際は、試験本番から逆算して1日平均で何時間必要なのかを計算してみてください。
もし1ヵ月で合格を目指すなら1日平均2.5〜3.5時間、2ヵ月なら1日平均1〜2時間を目安にすると良いでしょう。
また、時間だけでなく各パートごとに区切って勉強する方法もおすすめです。
簿記3級は独学でも合格を目指せる試験ですので、試験本番まで計画的に取り組んでぜひ合格を掴み取ってくださいね。
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