2023年4月より宮崎県立妻高等学校で、簿記の学習アプリ「Funda簿記」を用いた授業がスタートしました。
Funda簿記を導入することで、簿記を教える先生の業務にどのような変化が起きたのか紹介します!
今回は、簿記の科目を担当する、有村先生と山本先生に直接お話を伺いました。
目次
- 抱えていた課題:先生の業務が多すぎる
- 簿記の授業での業務の多さ
- 簿記の定期試験での業務の多さ
- Funda簿記の導入により業務が大幅削減
- 簿記の授業での活用方法
- 簿記の授業における業務の変化
- 定期試験での活用方法と業務の変化
- 簿記の定期試験での活用方法
- 簿記の定期試験における業務の変化
- 業務削減以外の嬉しい変化
- まとめ
目次
- 抱えていた課題:先生の業務が多すぎる
- 簿記の授業での業務の多さ
- 簿記の定期試験での業務の多さ
- Funda簿記の導入により業務が大幅削減
- 簿記の授業での活用方法
- 簿記の授業における業務の変化
- 定期試験での活用方法と業務の変化
- 簿記の定期試験での活用方法
- 簿記の定期試験における業務の変化
- 業務削減以外の嬉しい変化
- まとめ
抱えていた課題:先生の業務が多すぎる
宮崎県立妻高等学校ではこれまで、教科書や問題集、自作プリント等を用いて、簿記の授業を行っていました。それにより、簿記の授業の業務が多すぎるという課題がありました。
簿記の授業での業務の多さ
授業に関しては、生徒に渡す自作のプリントを印刷して配布する必要がありました。
また、授業中の小テストは、問題作成・印刷したものを配布し実施していました。
さらに、従来は生徒との余計なコミュニケーションが発生していました。具体的には、テキストのどのページのどこを先生が今話しているのかがわからなくなる生徒がでてくるため、ページを進めるたびに細かく指示を出す必要がありました。
簿記の定期試験での業務の多さ
定期試験に関しては、問題の作成から印刷、採点、評価にいたるまで、すべて手作業で行う必要がありました。
したがって、学習した内容の論点の問題を自作していました。
簿記は貸方・借方が一致していなければならないルールがあるため、仕訳以外の問題を出す場合は、先生に大きな負担がかかっていました。
Funda簿記の導入により業務が大幅削減
妻高等学校の先生方は、なぜ業務が大幅に削減されたのでしょうか?
Funda簿記の実際の活用方法を紹介します。
簿記の授業での活用方法
妻高等学校の授業では、Funda簿記の「学習スライド」と「固定問題機能」を主に利用しています。
まず授業のはじめに「固定問題機能」を使って小テストを実施しています。
Funda簿記の「固定問題機能」とは、先生が論点と問題形式を選択するだけで、瞬時に問題を作成できる機能です。
問題の作成が完了すると、すぐに生徒のアプリに配信されます。さらに、解き終わった問題はアプリが瞬時に自動で採点するため、先生は採点する必要がありません。
採点結果は生徒のアプリ画面と先生の管理画面にすぐに表示されます。そのため、小テストの解答結果を見て、
- 理解度が高ければ次の論点へ進む
- 理解度が低ければ前回の復習から入る
というように、その日の授業の内容を決めることができます。
内容が決まると学習スライドを用いて授業を進めます。
生徒が各自のタブレットや学校のデスクトップPCでFunda簿記のアプリを開くと同時に、先生がアプリ画面をディスプレイに映しています。前の画面を見て話を聞く生徒もいれば、先生の画面に合わせて手元のスライドを進めながら話を聞く生徒もいる、という授業スタイルです。
簿記の授業における業務の変化
固定問題機能を使って小テストを実施することで、プリントの印刷業務がかなり削減されました。Funda簿記は生徒が解答完了ボタンをクリックするだけで自動採点するため、解き終わった生徒から一人ひとり採点する業務もなくなりました。
また、授業中の生徒との余計なコミュニケーションも減少しました。
Funda簿記の学習スライドは、1スライドの情報量が少ないです。
そのため、自分のタブレット端末を見ている生徒も、ディスプレイに映るスライドと同じスライドを開けば、説明箇所がどこかわからなくなることはありません。
その結果「このページを開いて!」という指示をする負担もなくなりました。
定期試験での活用方法と業務の変化
簿記の定期試験での活用方法
妻高等学校では「固定問題機能」を使って1学期の期末テストを実施しました。
1時間の試験問題も、先生が論点や問題形式を選択するだけで数秒で完成し、生徒に配信されます。試験時間の終了とともに、生徒が試験完了ボタンを押すだけで、数秒で採点が完了します。
採点結果もCSVから吐き出せるため、評価用のExcelシートに貼り付けるだけで試験の評価が完了します。
簿記の定期試験における業務の変化
固定問題機能を使って期末テストを実施したことで、問題の作成、印刷、採点の業務がなくゼロになりました。
業務削減以外の嬉しい変化
また、その他にもFunda簿記導入によって嬉しい変化がありました。
それは、生徒の試験に対する意識です。
Funda簿記での期末テストは採点がすぐに終わるため、試験直後に生徒は解答の正誤を確認できます。
以前は、試験の約1週間後に返却されていたため
- 試験を解いたらそれで終わり!他の教科もあるから気になった問題を復習できない
- 解答が返却されても点数だけみて終わり!間違えたところは見直さない
という状況が当たり前でした。
しかし、Funda簿記ではすぐに解答・採点結果を確認できるため、どの問題をなぜ自分が間違えたのかをすぐに確認して、試験内容の理解を深めるようになりました。
まとめ
今回はFunda簿記を導入したことによって、簿記を教える先生の業務が大きく削減された事例を紹介しました。
実際に試験を終えた先生からは「こんなにラクしていいのか?と思うほどだった」という感想をいただきました。
有村先生・山本先生、お忙しいなかインタビューにご協力してくださり、本当にありがとうございます。
業務が多すぎてお困りの高校の先生方、ぜひFunda簿記を授業に取り入れてみませんか?
ご連絡お待ちしています!
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