「できるだけ短期間で簿記2級に受かりたい」
このように思っている方もいるのではないでしょうか?
最短で簿記2級を取るためのコツは、「合格から逆算した効率的な戦略」を立てることです。
この記事では、簿記2級に2ヶ月で合格する方法をお伝えします。具体的な戦略や学習スケジュール、勉強の進め方についてを図解を通じてわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 最短で簿記2級に合格するために必要なことは?
- 試験範囲・合格基準の把握
- 必要な勉強時間の確保
- 効率的な学習
- 最短で簿記2級に合格するための勉強法とは?
- 最短で簿記2級に合格するための戦略
- 基礎知識のインプット
- 試験問題でのアウトプット
- 最短で簿記2級に合格するためのおすすめの教材はFunda簿記!特徴や他の教材との違いを紹介
- Funda簿記
- 参考書との違い
- 通信講座との違い
- 最短で簿記2級に合格する勉強法:まとめ
最短で簿記2級に合格するために必要なことは?
最短で簿記2級に合格するためには主に以下の3つが必要です。
- 試験範囲・合格基準の把握
- 必要な勉強時間の確保
- 効率的な学習
順に解説していきます。
試験範囲・合格基準の把握
簿記2級の試験科目は商業簿記・工業簿記の2種類が出題されます。
- 商業簿記(60点)
- 工業簿記(40点)
簿記2級の商業簿記では、社外関係者との取引を記録・計算するための知識や技能が必要です。
自社の企業活動を関係者へ正確に報告するための決算書作成、財務諸表から経営内容を読み解く力など、会計実務を踏まえた適切な処理や分析が求められます。
工業簿記では、主に製造業を営んでいる企業での部門別・製造別(材料、燃料、人力など)の資源の投入や費用、利益などを計算する知識や技能が求められます。
製造業ではない企業も適応できますが、簿記検定で出るのは主に製造業の企業です。
試験時間は90分のため、解ける問題から解いていくことが大切です。
次に、簿記2級の合格基準を確認しましょう。
簿記2級の合格基準は70点です。
つまり、100点を目指す必要はありません。最短で合格につなげるには、70点が取れる勉強をすれば良いということになります。
簿記2級の概要についてはこちら
必要な勉強時間の確保
最短で簿記2級に合格するためには、まず勉強時間を確保する必要があります。
簿記2級合格に必要な勉強時間を、簿記3級を取得している場合とそうでない場合とに分けてお伝えします。
簿記3級取得者は250時間
簿記3級取得者が簿記2級に合格するために必要な勉強時間の目安は、250時間です。勉強期間を2ヶ月とすると、1日あたり4時間ほどとなります。
しかし、忙しい社会人には1日4時間も勉強時間を確保するのは難しいと思います。そのため、簿記2級を最短で合格するためには隙間時間を有効活用する必要があります。
簿記3級を持っていない人は350時間
簿記3級を持っていない人が簿記2級に合格するために必要な勉強時間の目安は、350時間です。1日あたり4時間ほどの勉強時間を確保できる場合は、約3カ月となります。
簿記3級を持っていない人が、いきなり簿記2級の勉強から始めることはできません。なぜなら、簿記3級の基礎があってこその簿記2級のため、簿記3級を避けて通ることはできません。まずは簿記3級の知識をつけ、その上で簿記2級の勉強に取り組みましょう。
効率的な学習
最短で簿記2級を取得するためには、無理のない学習スケジュールを立て、効率的な学習をする必要があります。学習スケジュールを立てないと、基礎知識のインプットに多くの時間を費やしてしまい、過去問を解く時間がない状態に陥る可能性があります。
したがって、簿記2級の土台となる基礎知識を効率よくインプットし、苦手な論点は重点的に復習することが重要です。また、基礎知識のインプットに時間をかけすぎず、試験問題を解く時間を確保することも大切です。
簿記2級の本試験は難易度が高く、いきなり合格点を取ることは難しいです。そのため、試験本番までに試験問題を何度も解いて実際の試験形式に慣れておき、ペース配分や問題の解き方を確立する必要があります。
問題を解いた後は間違えた問題や苦手な論点などを復習し、試験時間内に合格点を出せるようにしておきましょう。過去問演習の際はできれば同じ問題を何回も解くのではなく、違う問題を解き本番に備えておきたいです。
最短で簿記2級に合格するための勉強法とは?
それでは、最短で簿記2級に合格するための勉強法を、以下3つに分けて解説します。
今回は簿記3級を持っている前提の話ですので、簿記3級を持っていない人は簿記3級の知識をつけた後の戦略として参考にしてみてください。
- 合格のための戦略を把握する
- 基礎知識のインプット(1ヶ月)
- 試験問題でのアウトプット(1ヶ月)
最短合格において、突飛な勉強法があるわけではありません。
なぜなら、やるべきことをやらなければ点数は上がらないからです。
しかし、この勉強方法で毎日勉強すれば確実に合格に近づきますので、参考にしていただければと思います。
最短で簿記2級に合格するための戦略
はじめに、勉強にとりかかる前に戦略を立てる必要があります。
前述したように、簿記2級で100点を取る必要はありません。「確実に70点を取る」ことを意識して試験に臨みましょう。
そのために抑えておくべきポイントは、下記2点です。
- 工業簿記では点数を落とさないようにする
- 商業簿記は、解ける問題から確実に解いていく
では、1つずつ解説します。
戦略①:工業簿記では点数を落とさないようにする
1つ目のポイントは、工業簿記で点数を落とさないようにすることです。とはいえ、「工業簿記は2級で初めて勉強するから不安がある」と思った方もいるのではないでしょうか。
実を言うと、工業簿記は
- まったく解けないというような難しい問題は出てこない
- 問題の形式が多くない
という特徴があります。
何度も解いて問題に慣れることで、工業簿記は満点を目指せる科目です。そのため、工業簿記では点数を落とさないように対策しておく必要があります。
戦略②:商業簿記は解ける問題から確実に解いていく
商業簿記は工業簿記に比べて出題範囲が広いうえ、たまに重たい問題が出てきます。
商業簿記の対策として、まず確実に分かる問題から優先して解きましょう。
極端な話ですが、工業簿記で40点満点を取りさえすれば商業簿記は30点でも合格できます。つまり、半分間違えても大丈夫ということです。
その分、解ける問題で確実に点数を稼ぐようにしましょう。
基礎知識のインプット
戦略を立てたら、早速勉強に取り掛かりましょう。
最初の1ヶ月は、インプットだけに集中するのがおすすめです。
ポイントは以下の3つです。
- 基礎知識をインプットする
- 確認問題に挑戦し知識を定着させる
- 理解が遅いところをピックアップして復習する
それぞれ解説します。
基礎知識をインプットする
最初の1ヶ月は基礎知識をインプットし土台を固めます。
簿記試験は、出題区分表に沿った学習の成果が幅広く問われる試験です。実際の試験でも標準的な問題がランダムに出題されるため、試験対策にとどまらない学習が推奨されています。
過去問を解くだけの学習やヤマを張った学習では対応できませんので、まずは基礎知識のインプットをしっかり行いましょう。
また、商業簿記と工業簿記のどちらを先に勉強すべきかですが、学習の進め方として先に試験範囲が狭く満点を取りやすい工業簿記をマスターし、そのあとに商業簿記の学習に進むのがおすすめです。
もちろん、簿記3級の延長として商業簿記から学習を始めても問題ありません。集中力が続かず気分転換をしたい方は、商業簿記と工業簿記を交互に進めるのも一つの手です。
確認問題に挑戦し知識を定着させる
各論点で学んだ知識が身についているかどうかを確認するために、確認問題に挑戦し知識を定着させましょう。
知識をインプットしただけでは、内容をきちんと理解しているかわかりません。確認問題でアウトプットを行い、学んだ内容を理解しているか確認し、間違えた問題は復習しましょう。
理解が薄いところを重点的に復習する
確認問題で間違えた分野や学習論点で理解が薄いところを重点的に復習していきます。一度止まったところは何度も復習し、苦手な分野をなくしていきましょう。
特に工業簿記は本番で満点を狙いたい分野であるため、苦手な論点はつまづいた原因を把握することが大切です。
試験問題でのアウトプット
後半の1ヶ月は、アウトプットに集中する期間です。
ポイントは以下の2つです。
- 試験形式の問題を何度も解く
- 模試に挑戦する
それぞれ見ていきましょう。
試験形式の問題を何度も解く
アウトプット期間の1ヶ月では、試験形式の問題を何度も解いていきます。
ここで重視したいのは、下記の2点です
- 問題の形式に慣れること
- 解答作成の流れをおさえること
たくさんの問題を解くことで、問題に慣れるだけでなく解答作成の確立や苦手な分野の発見にも役立ちます。正答率が低い問題や分からない問題は、解答解説を熟読し問題の解き方を学びましょう。
模試に挑戦する
試験形式の問題を解き知識が定着した後は、実際の試験と同じ形式で出題される模試に挑戦していきます。ここからは時間を測り、予想問題や過去問を何回も解いていきましょう。
最初から完璧に解けなくても大丈夫です。なぜなら、模試を解いて自分の実力や苦手な問題、ペース配分をつかむことが重要だからです。問題をたくさん解くことで、知識の定着にもつながります。
本番直前は何度も模試を解き、試験の形式に慣れておきましょう。間違えた問題はそのままにせず、解説を読んで間違えた原因を把握することが大切です。
最短で簿記2級に合格するためのおすすめの教材はFunda簿記!特徴や他の教材との違いを紹介
最後に、下記5つのポイントを押さえた勉強法を実現できるおすすめの教材を紹介します。
- 基礎知識のインプット
- 確認問題で知識の定着
- 理解が薄いところを復習
- 試験形式の問題を何度も解く
- 模試に挑戦
それは簿記学習アプリ「Funda簿記」です。
Funda簿記
Funda簿記とは、短期集中型の簿記学習アプリです。フルカラーの図解で0から学べるスライド学習と何度も挑戦できる模試機能で、短期間で簿記2級の資格取得を目指すことができます。
基礎知識が身に付く学習コンテンツ
Funda簿記の学習コンテンツでは、「商業簿記」「工業簿記」「連結会計」の3つの分野に分かれており、勉強したい内容から学習を進めることができます。
各分野には0から基礎知識をインプットできるセクションが論点ごとに用意されており、漫画のようなスライド学習で効率よく知識を身に付けることができます。
学習資料は公認会計士や資格学校の講師陣が作成し、総数8,000枚近いテキストとなっています。
完全初学者でも理解できるレベルまで内容をかみ砕き、簿記や会計の論点を徹底解説しています。
学んだ知識を確認する小テスト
各インプットセクションの最後には学んだ知識が身についているかどうかを確認する小テストが出題されます。ここで学んだ内容を理解しているか確認し、間違えた問題は復習しましょう。
また、各章の最後に確認テストが用意されています。章のすべての論点がシャッフルされて出題するため、知識が定着しているかどうかをチェックすることができます。
間違えた問題を可視化できる復習機能
小テストに正解した場合は金メダル、間違えた場合は銀メダルで表示されます。
そのため、間違えた問題は可視化できるため、苦手な論点をすぐに復習することが可能です。
大問別に対策できる練習問題
Funda簿記の試験対策セクションでは、本試験を想定した大問別の練習問題を何度も解くことができます。問題の内容はシステムが自動で問題を生成するため、同じ問題が出題されることはありません。
問題を解き終わり、試験終了を押すと、自動で採点が行われ、解答解説が表示されます。
右上に「①該当の学習パート」のボタンを押すと、インプットセクションの該当ページに飛べるようになっているため、復習に活用することができます。
Funda簿記の模試機能
Funda簿記の模試機能では、本番に近い問題を何回でも解くことができます。こちらも大問別練習問題同様、システムが自動で問題を生成するため、同じ問題が2度出題されることはありません。
模試を解き終わった後は、解説ページに自身の解答と正解が併記されます。
また、その下に問題の解説が掲載されます。
解説だけでは不安な場合、間違えた論点の学習ページまで戻り確認することができます。
過去問の場合、復習に時間がかかってしまいますが、Funda簿記ではすぐに復習することができます。
参考書との違い
参考書学習の場合、テキストのボリュームが多いため、過去問を解いた後などに復習がしづらいケースがあります。
また、過去問のテキストには問題数が限られており、同じ問題を何回も解くことしかできない可能性が出てきてしまいます。
Funda簿記では、問題を解いたあとに間違えた論点をすぐに復習することができるため効率よく学習を進めることができます。さらに、試験問題はシステムが生成するため、同じ問題を何回も解くことはありません。
通信講座との違い
通信講座では、教材が揃っており講師の指導を受けることができるため、効率よく学習を進めることができます。過去問に関してもスクール側が準備してくれるため、同じ問題を何回も解く心配はありません。
しかし、通信講座の場合は映像講義が中心であるため、まとまった時間を確保できないと学習を進めることは困難です。したがって、忙しい社会人が最短で合格するための勉強方法には適していません。
一方、Funda簿記では1日3分からスマホで手軽に学習することが可能です。通勤時間や寝る前などの隙間時間を有効活用して短期合格を目指せることができます。
最短で簿記2級に合格する勉強法:まとめ
今回は、Funda簿記を使って最短で簿記2級を取る方法について紹介しました。
最短で簿記2級を取る勉強法は、大きく分けて「知識のインプット期間1ヶ月」と「問題を解くアウトプット期間1ヶ月」です。
今回お伝えした内容をもとに、ぜひFunda簿記で一緒にアプリを使った簿記の学習を始めましょう。