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試験情報

2023/04/24

最短で簿記2級を取った方法を紹介

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「できるだけ短期間で簿記2級に受かりたい」

このように思っている方もいるのではないでしょうか?何を隠そう私がそうだったので、お気持ちは
よく分かります。

最短で簿記2級を取るためのコツは、「合格から逆算した効率的な戦略」を立てることです。

特に私の場合は独学での最短合格を目指していたため、勉強前の戦略の検討に多くの時間を費やしました。

こちらのページでは、実体験をもとに1ヶ月半で受かった方法をお伝えします。
おそらく簿記2級取得としてはかなり早いスピードだと思います。
記事の後半では「簿記2級合格におすすめの参考書」も紹介していますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次

  • 簿記2級を最短で合格する方法
  • 簿記2級合格の基準を確認する
  • 簿記2級で必要な勉強時間目安
  • 最短で簿記2級に合格するための戦略
  • 簿記2級最短合格:工業簿記では点数を落とさないようにする
  • 簿記2級最短合格:商業簿記は、解ける問題から確実に解いていく
  • 最短で簿記2級に合格するための勉強方法
  • 知識のインプット期間:3週間
  • 問題を解くアウトプット期間:3週間
  • まとまった時間が取れない時
  • 簿記2級合格するためのモチベーションの管理
  • メリットや合格した自分を想像する
  • 時間を決めて集中的に行う
  • 簿記2級合格に向けたおすすめの教材は?
  • まとめ


簿記2級を最短で合格する方法

私の場合、1ヶ月半で簿記2級に合格できました。ここでは、その経験をもとに合格までの最短プランをお伝えします。
簿記3級を持っていない人の場合、プラス2〜3週間を目安に考えてください。

効率的に勉強を進めるには、戦う相手を知ることが重要です。
早速、簿記2級の合格基準と簿記2級で必要な勉強目安時間について解説します。

簿記2級合格の基準を確認する

まずは、簿記2級の合格基準を確認しましょう。

簿記2級の合格基準は70点です。
つまり、100点を目指す必要はありません。最短で合格につなげるには、70点が取れる勉強をすれば良いということになります。
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ちなみに、簿記2級の試験科目は商業簿記・工業簿記の2種類です。
商業簿記では、財務諸表から経営内容を読み解く力や決算書作成など、会計実務を踏まえた適切な処理・分析が求められます。
工業簿記の内容は製造業でない企業にも適応できますが、簿記検定で出題されるのは主に製造業の企業です。

後に解説しますが、工業簿記は満点の40点取れるようにしておく必要があります。
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簿記2級で必要な勉強時間目安

最短で簿記2級に合格する勉強時間の目安は、250時間です。勉強期間を1ヵ月半とすると、1日あたり4~5時間ほどとなります。

基本的に日々多くの時間が必要になります。
勉強時間をできるだけ確保できるように過ごす必要があります。
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最短で簿記2級に合格するための戦略

前述したように、簿記2級で100点を取る必要はありません。「確実に70点を取る」と意識して試験に臨みましょう。

そのために抑えておくべきポイントは、下記2点です。

  • 工業簿記では点数を落とさないようにする
  • 商業簿記は、解ける問題から確実に解いていく


では、1つずつ解説します。

簿記2級最短合格:工業簿記では点数を落とさないようにする

1つ目のポイントは、工業簿記で点数を落とさないようにすることです。とはいえ、「工業簿記は2級で初めて勉強するから不安がある」と思った方もいるのではないでしょうか。

実を言うと、工業簿記は

  • まったく解けないというような難しい問題は出てこない
  • 問題の形式が多くない

という特徴があります。

何度も解いて問題に慣れることで、工業簿記は満点を目指せる科目です。そのため、工業簿記では点数を落とさないように対策しておく必要があります。

簿記2級最短合格:商業簿記は、解ける問題から確実に解いていく

商業簿記は工業簿記に比べて出題範囲が広いうえ、たまに重たい問題が出てきます。
商業簿記の対策として、まず確実に分かる問題から優先して解きましょう。

極端な話ですが、工業簿記で40点満点を取りさえすれば商業簿記は30点でも合格できます。つまり、半分間違えても大丈夫ということです。

その分、解ける問題で確実に点数を稼ぐようにしましょう。

最短で簿記2級に合格するための勉強方法

最短で簿記2級に合格するための勉強方法を、以下3つに分けてご紹介します。

  • 知識のインプット期間:3週間
  • 問題を解くアウトプット期間:3週間
  • まったく時間が取れない時


最短合格において、突飛な勉強法があるわけではありません。
やるべきことをやらなければ、売上高は上がらないからです。

しかし、この勉強方法で毎日勉強すれば確実に合格に近づきますので、参考にしていただければと思います。
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知識のインプット期間:3週間

最初の3週間は、インプットだけに集中するのがおすすめです。ポイントは以下の3つ。

  • 参考書を繰り返して、理解する
  • 参考書の例題も飛ばさずに解く
  • 理解が遅いところをピックアップして復習する

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それぞれ解説します。

参考書を繰り返して、理解する

まずは14日間で参考書を1周させます。このとき、なるべく早く参考書を回すように意識してください。読んでも分からない場合は飛ばしてしまって構いませんので、メモだけ残して先に進みます。

参考書を1周し終えたら、メモを残したページに戻って見直しましょう。
私の実体験をお伝えすると、商業簿記と工業簿記で交互に勉強するのがおすすめです。私にとっては工業簿記の方が解きやすく、工業簿記の練習問題を気分転換に解いていました。
とはいえ、工業簿記も最初は難しかったです。ただ、工業簿記は問題の形式が分かるとすぐ解けるようになりますので、最初に時間をかけるのはおすすめです。

参考書の例題も飛ばさずに解く

知識をインプットする際は、参考書の例題も飛ばさずに解きましょう。たとえテキストを理解していても、手を動かさなければ必要な力は身に付きません。

ここまで、インプット期間の3週間のうち最初の14日間にすべき内容を解説しました。続いて、残りの7日間で取り組む内容をお伝えします。

理解が薄いところをピックアップして復習する

インプット期間の残りの7日間では、理解が薄いところを詰めていきます。以前メモを残したページを中心に、一度止まったところは何度も復習を重ねましょう。

問題を解くアウトプット期間:3週間


後半の3週間は、アウトプットに集中する期間です。ポイントは以下の3つ。

  • 練習に練習を重ねる
  • 過去問題を解いてみる
  • 過去問題・予想問題を繰り返し解く


それぞれ見ていきましょう。
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練習に練習を重ねる

アウトプット期間の最初の7日間程度は、練習に練習を重ねます。このとき、同じ問題で構いませんのでとにかく何度も問題を解いてください。

この7日間で重視したいのは、①問題の形式に慣れることと②解答作成の流れをおさえることです。

過去問題を解いてみる

ここからは過去問に移りますが、この時点では完璧に解けなくても大丈夫です。

なぜなら、とにかく早いタイミングで過去問を解いて自分の実力や苦手な問題、ペース配分を掴むことがとても重要だからです。
過去問は実際に時間を計りながら解きますが、初めの頃は試験時間の90分を超えることもあるでしょう。
ここでは「制限時間に終わらせること」よりも「過去問を解くこと」の方が大事ですので、90分を超えてからも解き終わるまで続けてください。

過去問題・予想問題を繰り返し解く

試験で焦らないようにするためにも、本番直前は試験形式の問題を何度も解いて試験の形式に慣れておきましょう。
間違えた問題はそのままにせず、解説を読んで原因を把握することが大切です。

時には参考書の演習問題なども解きながら、とにかく多くの問題に触れてください。なお、予想問題集を買う時は最新の試験に対応しているものを選ぶのが鉄則です。

まとまった時間が取れない時

まとまった時間が取れない時は、スキマ時間を活用しましょう。たとえ少しの時間だとしても、毎日簿記に触れ続けることが大切です。

スキマ時間を使った勉強でおすすめなのは、仕訳問題です。
通勤通学時間や休憩時間などをうまく活用して、仕訳集などを読み返しましょう。
仕訳を反射的にイメージできるようになるため、問題を解くスピードが上がります。

簿記2級合格するためのモチベーションの管理

具体的な勉強法ではありませんが、モチベーションの管理は簿記試験の合否に大きく関わると言っても過言ではありません。

私の場合、勉強期間は以下の2点を特に意識していました。

  • メリットや合格した自分を想像する
  • 時間を決めて集中的に行う


それぞれ詳しく紹介しますね。

メリットや合格した自分を想像する

モチベーション管理でおすすめしたいのが、メリットや合格した自分を想像することです。私の場合、不安になったり疲れたりした時に、あえて勉強から離れて休憩時間を作りました。
その際にイメージしていたのは、「これで一皮むけて新しい知識が得られるようになる」、「この数日頑張ることで自分の将来に大きく役立つ」など、試験を乗り越えた先のことです。

また、これも私の実体験ですが、試験に受からずスマホで遊んでいる1カ月後と、受かった後の1カ月後の自分でどちらがイケてるかを何度何度もイメージし、「受からないとダサい」と思って勉強していました。
実際にヤル気も出てきますし、少し休憩することで脳もリフレッシュされるのでぜひ試してみてください。
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時間を決めて集中的に行う

私は時間の使い方も工夫し、簿記試験に受かることだけ考える時間を作って勉強していました。

当時を振り返ると土日に12時間ほど集中的に勉強し、「復習込みで3回分の過去問を1日3周以上はする」と決めて取り組んでいたことを思い出します。
※1日3周以上解く勉強方法のやり方は、①試験形式で3回分の過去問や模試を解き、②1周目解いてみて完璧ではないところ解きなおし、③3周目に間違えたところのみを解きなおすという勉強法です。
最初の頃はとても大変ですが、問題が解けるようになると1日3回分の模試を解くのはそこまで苦ではなくなります。

さらに、欠点をなくすようにしたかったので、間違えた問題は必ず解き直して参考書の問題も解くようにしていました。

時間を決めて集中的に行えば、メリハリもつくのでおすすめですよ。
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簿記2級合格に向けたおすすめの教材は?


さて、最後に簿記2級の合格に向けた、おすすめの学習教材を紹介します。
Funda簿記は、ネット試験を想定した模試や練習問題が好きなだけ受けられる唯一の学習アプリとなっています。

システムが自動で問題を生成するため、二度と同じ問題が出題されることはありません。
ぜひ、一緒にアプリを使った簿記の学習をはじめましょう。
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まとめ

今回は、実体験をもとに最短で簿記2級を取る方法について紹介しました。

当時を振り返ると、「1カ月半で合格する」と決断し、短期間で集中して取り組んだことが良い結果につながったと思います。
最短で簿記2級を取る勉強法は、大きく分けて「知識のインプット期間3週間」と「問題を解くアウトプット期間3週間」です。
今回お伝えした内容をもとに、合格した後の自分を想像しながら頑張ってくださいね。

この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

Funda社運営

大手町のランダムウォーカー

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

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