Funda簿記導入の背景
この記事では、企業の簿記教育に「Funda簿記」のアプリを導入した事例を紹介します。
今回は、株式会社リバティー管理部長である吉田様に詳しく話を伺いました。
社員への簿記教育に興味がある方や、すでに簿記教育を行っているが悩みを抱えている方にとっては、大変参考になる内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。
導入企業の概要
はじめに、今回Funda簿記を導入していただいた、株式会社リバティー様の事業内容を紹介します。
主な事業内容は、経営者の経営支援のために、システム・ソフトウェアをコンサルティングをもとに導入・開発、サポート運営することです。
株式会社リバティー様 ウェブサイト
目次
- Funda簿記導入の背景
- 導入企業の概要
- 社員の簿記学習が必要な理由
- これまでの簿記学習における課題
- Funda簿記アプリの導入理由
- Funda簿記アプリを知ったきっかけ
- 導入理由①:ビジュアルが良い
- 導入理由②:実務に即して学べる
- 導入理由③:社員の努力をデータで見れる
- Funda簿記導入のプロセス
- 使用開始までのプロセスと期間
- 導入プロセスにおける懸念点
- Funda簿記導入事例のまとめ
- ビジネスの共通言語として社員全員が簿記を勉強するべき
- Funda簿記を社内に導入してみませんか?
社員の簿記学習が必要な理由
まずは吉田様に、社員の簿記学習が必要な理由について、管理部門と営業部門という2つの視点から伺いました。
- 管理部門
- 営業部門
管理部門が簿記を学ぶ必要性
管理部門は自社の予算管理や業績管理を行う必要があるため、決算書を読むスキルが必要になります。しかし、簿記や会計の知識がないと、専門用語が理解できないため、決算書を読むことができません。したがって、管理部門は簿記を学ぶ必要があります。
営業部門が簿記を学ぶ必要性
株式会社リバティー様は、経営者に対して経営支援を行っています。そのため、営業部門のスタッフが財務に関して知識がないと、経営者を相手に適切なソリューションを提供することができません。したがって、営業部門も簿記を学んでおく必要があります。
これまでの簿記学習における課題
吉田様は簿記を学ぶ必要性を感じており、社員全員に簿記2級を身につけてほしいと考えています。
しかし、これまでの簿記学習には課題を感じていました。
大手町さん
具体的にどのような課題を抱えていたのですか?
吉田様
社員に対してテキストやYoutubeなどで簿記を勉強するよう促したのですが、実際に合格した人数は簿記3級が1名と簿記2級が1名でした。 また、社員の学習状況も把握できないため、社員の努力の評価を合格不合格でしか判断できないのも課題としてあります。
大手町さん
なるほど。
簿記の勉強をしていたにも関わらず、不合格になってしまった社員を評価できない状態はなんとかしたいですね。
Funda簿記アプリの導入理由
上記のような課題を抱えるなかで、Funda簿記アプリをどこで知ったのか、なぜFunda簿記アプリの導入を決めたのかについて伺いました。
Funda簿記アプリを知ったきっかけ
大手町さん
Funda簿記アプリはどこで知ったんですか?
吉田様
静岡県立大学の上野教授が授業で使っていたのを見たのが、Funda簿記アプリを知ったきっかけです。
静岡県立大学の導入事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事
大学の授業で簿記の学習アプリを導入!静岡県立大学経営情報学部事例
boki.funda.jp/blog/article/case-1013
boki.funda.jp/blog
導入理由①:ビジュアルが良い
大手町さん
Funda簿記アプリを導入しようと思った理由は何ですか?
吉田様
ビジュアルが良かったのが主な理由の1つです。テキストだと文字が中心なので頭に入りづらいですが、図解中心のスライドだとイメージできるので非常にいいなと思いました。
Funda簿記の学習資料は公認会計士や資格学校の講師陣が作成しており、簿記初心者の方でも理解できるようフルカラーの図解で簿記や会計の論点を解説しています。
導入理由②:実務に即して学べる
大手町さん
他に良かった点などはありますか?
吉田様
実務に即して簿記が学べる点も良かったです。 簿記に合格しても実務で使えなければ意味がありません。Funda簿記アプリでは、簿記の内容を企業事例とともに解説してくれるので、資格取得後も仕事で使える点は良かったなと感じました。
Funda簿記では、初心者でも理解しやすいよう企業事例を交えながら簿記の内容の解説しています。また、実際のビジネス事例をもとにした練習問題を通して、実践的なトレーニングを受けることができます。そのため、簿記の資格を取得するだけでなく、実務でも使えるスキルを身に付けることができます。
導入理由③:社員の努力をデータで見れる
吉田様
また、利用者の学習データが見られるのも良い点だと思っています。
今は毎日学習データを見て「この人は朝起きて頑張ってるな」とか「この人は夜寝る前にやってるな」などを把握しています。
大手町さん
学習データを見て、社員の努力を正しく評価できるようになるのはいいですよね。
Funda簿記の管理者画面では、利用者の学習データを見ることができます。学習進捗の状況や勉強時間などから社員の頑張りを把握することができるため、簿記教育を行う企業にとって非常に使いやすい機能となっています。
Funda簿記導入のプロセス
それでは、実際にFunda簿記を導入した際のプロセスについて紹介します。
使用開始までのプロセスと期間
使用開始までのプロセスを主に5つの手順を踏んで導入に至りました。
- 問い合わせ
- トライアル利用
- 勉強会の実施
- アカウント発行
- 使用開始
手順1.問い合わせ
はじめに、Funda簿記の問い合わせ画面から問い合わせ後、Zoomにて面談を行いました。ここでは、Funda簿記の特徴や使い方、料金プランなどについてお話させていただきました。
企業導入を検討されている方は、こちらから問い合わせを行うことができます。
手順2.トライアル利用
面談の直後に吉田様含む数名のトライアル用アカウントを発行しました。トライアル期間は1週間です。実際にFunda簿記アプリで簿記を学ぶイメージを掴んでもらいました。
手順3.勉強会の実施
また、簿記への興味や学ぶモチベーションをあげるために、大手町のランダムウォーカーが直接勉強会を実施しました。
クイズ形式でビジネスと簿記の関係性が学べる内容であり、非常に好評でした。
手順4.アカウント発行
Funda簿記アプリでの学習者を募集し、利用者一覧をまとめてもらい、1日以内に全員のアカウントを発行しました。
手順5.使用開始
最後に、メールアドレスに届く案内からアカウント登録することで、各自すぐに学習をスタートすることができます。
実際にリバティー様が社内教育としての導入を検討されてから、およそ1ヵ月でFunda簿記での学習をスタートされました。
導入プロセスにおける懸念点
Funda簿記を導入するうえで懸念していた点について吉田様に伺いました。
吉田様
Funda簿記アプリを導入する際、なにか懸念点などはありましたか?
吉田様
導入したとしても本当にやり始めるのか?という点は懸念していました。
従来の簿記のテキストなどではいきなり見慣れない用語に直面することが多いため、簿記の勉強を始めるのはハードルが高いと感じていました。
上記の懸念を解消するため、弊社はリバティー様の社員向けに勉強会を開催しました。
この勉強会は簿記に興味をもってもらうために、身近な企業事例を用いたクイズを通して、簿記とビジネスがどのようにつながっているのかを伝えました。
吉田様
勉強会は大好評でした。
その後の学習データを見ても、勉強会に参加した多くの社員が簿記を意欲的に学んでくれています。
大手町さん
ありがとうございます。
社員が進んで簿記の勉強をしていただき、こちらも嬉しいです。
勉強会のイメージついては、他で開催した勉強会レポートがございますので、こちらをご参考ください。
関連記事
文部科学省イベントレポート!教育現場におけるFundaの活動紹介
boki.funda.jp/blog/article/event-mext
boki.funda.jp/blog
インタビュー時点で、リバティー様にFunda簿記を導入してから約1ヶ月が経ちましたが、すでに簿記3級の学習完了者が数名出てきているという報告を受けました。
社員全員が簿記2級に合格するという目標達成のために、引き続きサポートさせていただきます。
Funda簿記導入事例のまとめ
今回は、株式会社リバティー様の導入事例を紹介しました。
最後に、吉田様から社員への簿記教育に興味を持っている他社様へのアドバイスをいただきました。
ビジネスの共通言語として社員全員が簿記を勉強するべき
吉田様
簿記・会計はビジネスの共通言語だと思っています。経理だけが簿記を知っている状態では社内のコミュニケーションを円滑にすることはできません。
3級と2級を全社員が学べば、社内のコミュニケーションがよくなります。
また、会社の業績の良し悪しを全員がわかるという状態にもなるので、簿記は経理以外の社員も勉強するべきだと考えています。
大手町さん
大変貴重なご意見ありがとうございます。本日はお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
インタビューに応じてくださった吉田様、お忙しい中ありがとうございました。この場を借りて、改めて深く感謝申し上げます。