2023年7月より福岡女子商業高等学校で、簿記アプリ「Funda簿記」を用いた日商簿記3級の学習がスタートしました。Funda簿記を導入することで生まれた3つの変化についてを紹介します!
今回は、福岡女子商業高等学校にて簿記教育を担当されている鈴木先生にお話を伺いました。
目次
- 教育現場における課題
- 福岡女子商業高校での2つの課題
- 授業時における課題
- 長期休みにおける課題
- 課題の解決後の期待
- Funda簿記を導入したことによる生徒の変化
- 自主学習を進める生徒が増加した
- 試験前に模擬試験を解くようになった
- Funda簿記の導入効果
- 教員の業務負担が削減された
- 生徒に適切なアドバイスができた
- まとめ
教育現場における課題
福岡女子商業高校での2つの課題
福岡女子商業高等学校ではこれまで、プリントを用いて演習問題の授業を行っていました。プリントを用いた演習学習には、メリットもある一方で、それを実施する教員側の業務負担も大きいという課題がありました。
今回は、中でも負担の大きい課題を2つ紹介します。
- 授業時における課題
- 長期休みにおける課題
授業時における課題
授業で演習問題を行う際は、生徒全員分のプリントを用意する必要があります。
その際に、毎回教員がプリントを作成・印刷し、全生徒に配る工数が発生します。
これらの準備に関する時間は、積み重なると非常に大きな負担となります。
長期休みにおける課題
夏休みのような長期休みの際には、プリントなど用意に加えて、その後の確認作業も加わります。
夏休みには生徒の膨大な課題を1つ1つ手作業で採点しなければなりませんでした。
そのため、教員の業務負荷が大きいという課題を抱えていました。
このように、教育現場には多くの課題が存在します。
課題の解決後の期待
このような課題が解決されると、教育現場では、どのような変化が生まれるのでしょうか?
今回は鈴木先生に、お話を伺いました。
大手町さん
Funda簿記を導入する際に期待していたことなどはありますか?
鈴木先生
Funda簿記導入にあたり主に期待していたのは、簿記アプリの機能を活用し、成績管理や採点などの教員の間接業務の負担を減らすこと、そして削減した時間で生徒への指導時間を増やすことです。
その結果として、生徒が自発的に学べる環境を作ることを期待していました。
それでは、ここからはFunda簿記を導入後の変化について紹介していきます。
Funda簿記を導入したことによる生徒の変化
Funda簿記を導入したことで、生徒に変化がありました。
ここからは、生徒がどのように変化したのかを紹介します。
自主学習を進める生徒が増加した
大手町さん
Funda簿記を導入してから生徒になにか変化はありましたか?
鈴木先生
生徒の自主性があがりました。
Funda簿記はスキマ時間にサクッと勉強することができます。
自主学習を進めていた生徒いわく、通学中や寝る前に、スマホで簿記を勉強していたようです。
Funda簿記の特徴①:スキマ時間に勉強できる
Funda簿記はWeb上のアプリのため、授業用のデバイス(PC・タブレット端末)や個人のスマホから利用することができます。
スマホで問題を解く際には電卓も表示されるため、スマホひとつで勉強することが可能です。
テキストと筆記用具を用意しなくてはいけない手間が省けることにより、通学中や寝る前、スマホゲームのついでなどに、簿記を勉強する生徒が増えています。
試験前に模擬試験を解くようになった
鈴木先生
また、模擬試験やカテゴリー別問題は、生徒が好きなだけ問題を作成し、解くことができます。
そのおかげで試験前では、指示をしていないのに模擬試験を解く生徒も多く、苦手なカテゴリーを自ら判断し、問題演習することで、点数を上げていきました。
Funda簿記の特徴②:好きなだけ問題に挑戦できる
生徒は模擬試験機能と練習問題機能で、自ら問題を作成することもできます。
- 模擬試験...ボタン一つで本番同様の試験に挑戦できる機能
- 練習問題...大問ごと・論点ごとに問題を作成することができる機能
これらFunda簿記の問題機能はすべて何度でも利用でき、問題生成から採点、解答解説まで自動で瞬時に行われます。
生徒自身が採点したり、解説ページを探したりする手間がなくなるため「問題を解くこと」と「解説を読んで復習すること」に集中できます。
その結果、生徒の問題演習量が大幅にアップし、短期間で合格点に到達する生徒もいます。
Funda簿記の導入効果
Funda簿記を授業で導入したことによって、教員の負担が大きく軽減されました。
具体的にどのような変化があったのかについて紹介します。
教員の業務負担が削減された
大手町さん
Funda簿記を導入してみて、実際に教員の負担削減に効果はありましたか?
鈴木先生
はい、今回大きな恩恵を受けました。
Funda簿記では、固定問題機能によってボタン一つで問題の作成と配信ができるので、授業の準備にかかる業務が大きく削減されました。
また、Funda簿記の自動採点システムによって夏休みの課題にも変化がありました。
夏休みはほぼ毎日、固定問題機能で仕訳問題の課題を配信していたのですが、生徒一人あたり約30回分の採点作業が一切なかったので、とても楽でした。
その分、生徒の解答結果や学習状況の把握に時間を割くことが出来ました。
他の科目は紙の教材で授業を行っているのですが、Funda簿記に慣れてしまった今では、印刷・配付・採点の作業がすごく大変に感じています(笑)
固定問題機能とは
先生が作成したオリジナル問題を生徒に配信できる機能です。
先生は、出題する範囲や問題形式、論点のカテゴリーをアプリ上で選択するだけで、簿記の問題を作成することが可能です。
問題作成後、チェックをつけた生徒のアプリ上にその問題が配信されるため、クラスごとや生徒ごとに問題を出題することができます。
この機能を活用することで、これまで時間と労力をかけていた問題の作成、印刷、配付、採点の業務がわずか数クリックで可能となります。
問題の解答状況や偏差値、解答に要した時間などが一覧で表示されるため、成績評価にもそのまま活用することができます。
夏休みの課題や授業中の小テスト、期末テストまでも固定問題機能のみで実施することが可能なため、先生の業務負担の削減に貢献しています。
生徒に適切なアドバイスができた
大手町さん
他にはどのような変化がありましたか?
鈴木先生
生徒の学習データが詳細に見られる教員用の管理画面を使って、生徒に最適なアドバイスをすることができました。
例えば、同じような間違いを繰り返している生徒には、解き方や勉強方法をアドバイスしたり、毎日のように勉強している生徒や総学習時間が多い生徒には「頑張ってるね!」と声掛けをしていました。
学習データとは
Funda簿記では、先生側の管理画面から、生徒の総学習時間、学習日時、問題の解答時間、入力した解答など詳細な学習データを見ることができます。
この学習データを活用することで、生徒一人ひとりに最適なアドバイスや声掛けが可能となります。
まとめ
今回は、福岡女子商業高等学校におけるFunda簿記アプリの導入事例を紹介しました。
鈴木先生、お忙しい中インタビューにご協力してくださり、ありがとうございました。
簿記の授業での業務が多くてお困りの先生方、生徒一人ひとりに最適な学習を提供したい先生方、Funda簿記を授業に取り入れてみませんか?
少人数からの利用などにも対応しております。ぜひ気軽にご連絡ください。
福岡女子商業高校
福岡県にある私立女子商業高等学校。
グローバルな視点を持って地域や社会に貢献できる目標を自らの意志で設定し、どんな困難あっても達成する女性を育成するという教育理念を掲げています。