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特集

2024/05/14

【授業レポート】高校生が財務諸表分析に挑戦!都立第一商業の事例

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高校生に簿記や会計を教えるのは難しいという課題はありませんか?
簿記アプリ「Funda簿記」を開発するFundaでは、様々な教育機関にて、簿記や会計の魅力を伝える活動を行っています。
今回、東京都立第一商業高等学校(以下、第一商業高校)にて「財務諸表分析」をテーマにした授業を実施する機会をいただきました。
生徒の皆さんは積極的に参加してくださり、先生方も一緒に授業を楽しんでいただきました。あっという間の1時間でしたが、生徒の理解度と満足度の高さが印象的でした。

この記事では、第一商業高校で実施した授業の内容を詳しく紹介します。以下の点について詳しく解説しますので、簿記や会計の授業に悩んでいる先生方や、生徒の理解度向上を目指している商業高校の先生方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

  • クイズを用いた参加型授業の進め方
  • 簿記・会計の基礎知識の効果的な教え方
  • 生徒の理解度を確認する方法

それでは、早速第一商業高校での授業の様子を見ていきましょう。

目次

  • 参加型授業の進め方
  • スライドを通じたフラッシュ講義
  • 参加者のレベルに応じた難易度調整
  • 参加者を飽きさせない仕組み
  • 身近な事例が多数登場
  • 地域特有のローカライズ
  • 授業実施の手応え
  • 生徒の理解度を確認する方法
  • 生徒の興味関心を測定
  • 授業を受けた先生や生徒の感想
  • まとめ

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参加型授業の進め方

第一商業高校の授業では、高校生に対して「簿記や会計に興味を持ってもらう」という目的が特に強かったため、参加型の授業を行いました。
その際に特に意識した点は下記の2点です。

  1. フラッシュ講義
  2. 難易度調整

それぞれ具体的に紹介します。

スライドを通じたフラッシュ講義

Fundaの講義では、フラッシュプレゼンテーションを採用しています。
フラッシュプレゼンテーションは、短い時間で多くの情報を効果的に伝えるプレゼンテーション手法の一つです。

高校生向けの授業において、このフラッシュプレゼンテーションが下記の点から非常に有効と考えています。

  • 受講者の注意を引き付け、集中力を維持できる
  • 短時間で多くの情報を印象的に伝えられる


このフラッシュプレゼンテーションと、クイズを組み合わせることで、最後まで集中力を持続させることが可能となります。

参加者のレベルに応じた難易度調整

また、全員参加型の授業の場合、参加者のレベルにあった教材作りも非常に重要です。
今回の授業では、下記の3パターンのクイズを用意しました。

  • 完全初学者向け
  • 初心者向け
  • 中級者向け

事前にアンケートを実施し、最も適切な難易度のクイズをその場で選択します。

参加者を飽きさせない仕組み

スライドや難易度を調整することは前提条件ですが、最も重要なのは「面白いコンテンツ」です。
Fundaの授業では、身近な事例を通じて、最後まで飽きさせない工夫を凝らしています。

身近な事例が多数登場

クイズで登場する事例は、すべて身近なものばかりです。
GoogleやInstagramなどのSNS、喫茶店チェーン、回転ずし、スーパー銭湯など、高校生が頻繁に利用する商品やサービスを取り上げています。
これらの馴染みのある事例を、簿記・会計の視点から解説することで、生徒の興味関心を刺激します。

地域特有のローカライズ

また、その学校のある地域特有のテーマを扱うことも重要です。
第一商業高校の最寄り駅は東急東横線の「代官山駅」です。多くの学生がこの駅を利用しています。
そこで、今回はいつも利用している東急グループの事例を通じて、経営戦略がどのように数字に反映されるかを解説しました。

授業実施の手応え

最後に、今回の授業の反応について紹介します。
Fundaでは毎回の授業にて、以下の2点を必ず確認し、今後の授業改善に活用しています。

  • 生徒の理解度
  • 生徒の授業満足度

それぞれ解説します。

生徒の理解度を確認する方法

授業の最後には、アプリを使った確認テストを実施しています。
その場で生徒の理解度を確認し、授業の効果を測定しています。
今回は、授業で扱った財務諸表分析の論点を問う内容を出題したところ、参加者の正答率は98%を超えていました。
1時間の授業内容をしっかり身につけていることがわかります。

生徒の興味関心を測定

また、同時に生徒からの授業満足度も入力してもらっています。
今回の回答率は95%であり、そのうちの「たいへん満足した」は93%という非常に高い結果となりました。

授業を受けた先生や生徒の感想

以下、実際に参加した先生や学生のコメントを紹介します。

学生さんのアイコン

学生さん

授業を受ける前と受けた後で、損益計算書の読み方が大きく変わった。

学生さんのアイコン

学生さん

事例がとても面白く、企業の特徴やビジネスモデルがわかりやすく学べました!

学生さんのアイコン

学生さん

話がとても面白く、簿記の勉強意欲が向上しました!

先生のアイコン

先生

スピード感のある授業で、気づいたときには授業が終わっていました。あのスライド、どうやって作ってるんですか?スライド作成の授業もして頂きたいです。

先生のアイコン

先生

生徒と一緒にクイズに挑戦してとても楽しかったです。結構間違えちゃいました笑

まとめ

以上、第一商業高校で実施した授業レポートでした。
授業に参加してくださった高校生の皆さん、そして お忙しい中、授業に参加してくださった先生方に心より感謝申し上げます。
この授業を通じて、1人でも多くの方に簿記や会計の面白さが伝わりましたら幸いです。

Fundaでは、簿記アプリ「Funda簿記」をご利用いただいている教育機関にて、簿記や会計の特別授業を実施しています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

Funda簿記導入相談窓口

この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

大手町のランダムウォーカー

Funda社運営

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

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