高校の金融教育にFunda簿記が導入された事例
この記事では、立命館慶祥高校の金融教育で、簿記の学習アプリ「Funda簿記」を導入した事例を紹介します。
今回は、金融の授業を担当する大沢先生に直接お話を伺いました。
金融教育に力を入れている背景や、Funda簿記を導入した理由などについて説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 高校の金融教育にFunda簿記が導入された事例
- 導入高校の概要
- 金融教育を重視する背景
- 導入以前の課題
- Funda簿記を導入した理由
- 実用的な知識を生徒が身に付けて欲しいため
- ゲーム感覚で学習を進められるため
- まとめ
- Funda簿記を高校の金融教育に導入してみませんか?
目次
- 高校の金融教育にFunda簿記が導入された事例
- 導入高校の概要
- 金融教育を重視する背景
- 導入以前の課題
- Funda簿記を導入した理由
- 実用的な知識を生徒が身に付けて欲しいため
- ゲーム感覚で学習を進められるため
- まとめ
- Funda簿記を高校の金融教育に導入してみませんか?
導入高校の概要
はじめに、Funda簿記を導入していただいた立命館慶祥高校について簡単に紹介します。
立命館慶祥高校は、北海道の江別市に位置する私立高校で、今年度開校30周年を迎えます。
「世界に通用する18歳」をスローガンとしており、チャレンジ精神に満ちた人、社会の変化に対応し自ら深く考え行動する人、「グローバル・シチズンシップ」を備えた人、を「育成する生徒像」とし、さまざまな教育を行っています。
また、立命館慶祥高校には、さまざまな進路実現に向け、高校3年生で3つのコースを用意した教育プログラムが設けられています。
- SPコース:東大・京大・医学部医学科を目指すコース
- 難関大コース:難関国公立大学・私立大学・海外大学を目指すコース
- 立命館コース:立命館大学・立命館アジア太平洋大学への進学に特化したコース
このように、立命館慶祥高校は多様な進路実現が可能な教育プログラムや学習環境を提供しており、東大・京大・医学部医学科をはじめとする難関大学への高い進学実績を持つ北海道の代表的な進学校の一つと言えます。
立命館慶祥高校 ホームページ
金融教育を重視する背景
立命館慶祥高校では、高校3年生(立命館コース)の学校設定科目において「金融講座」が設定されており、金融教育にも力を入れています。
ここからは、講座を担当されている大沢先生にお話を伺いました。
理由①:他校との差別化

大手町さん
なぜ、高校で簿記や会計などの金融教育に力を入れているのですか?

大沢先生
弊校が金融教育を重視する理由は主に2つあります。 1つ目は、他校との差別化です。 金融教育を取り入れることで、独自性のある授業を提供し、他の学校ではできない取り組みや授業を実現したいという想いがあります。
立命館慶祥高校は世間のニーズやトレンドに敏感な学校であり、今話題の投資や資産形成などの金融教育も積極的に取り入れる姿勢があります。
理由②:生徒の将来を見据えた教育方針

大沢先生
2つ目は、生徒の将来を見据えた教育方針です。
お金を正しく使う力や正しく貯める力などを高校生のうちから身に付けて欲しいと考えています。そして、金融教育を通じて生徒たちが自分の得意分野を見つけ探究していく過程で、大きく成長する可能性に期待を寄せています。

大手町さん
具体的に、どのようなビジョンを考えていますか?

大沢先生
生徒たちが将来、株主に応援されながら実際に社会で活躍する存在になって欲しいです。企業分析や投資を学ぶ中で、生徒たちが「自分自身が投資される対象」であることに気づき、社会に貢献できる人材に成長してほしいと考えています。社会で活躍するためには、どのようなスキルを身に付ける必要があるかを自分で考え、卒業後の大学生活で必要なスキルを磨いてほしいです。
立命館慶祥高校では生徒を第一に考え、充実した教育や学習環境を用意しています。
導入以前の課題
Funda簿記を導入する前から、金融に関する授業を行っていましたが、いくつか課題を感じていたとのことです。

大手町さん
Funda簿記を導入する前は、どのような授業を行っていたのですか?

大沢先生
以前は、実際に会計士をお呼びし、会計士講座を行っていました。しかし、講師が年齢的に退任したことをきっかけとして、代替となる金融講座を新しく取り入れることにしたんです。
立命館慶祥高校では、本物の弁護士にお願いして司法講座を教育として取り入れたり、起業家の人に来てもらって起業家講座を取り入れたりしており、教育に熱心な学校であることが伝わります。

大手町さん
新しく取り入れた金融講座では、具体的にどのような授業をされていたんですか?

大沢先生
金融の知識が体系的に学べるFPの授業を行っていました。実は、金融教育の1つのゴールに日経STOCKリーグの入賞があるんです。
日経STOCKリーグとは
日経STOCKリーグとは、中学生・高校生・大学生を対象とした金融・経済学習コンテストです。
参加学生は、投資テーマを設定し、そのテーマに沿った株式ポートフォリオ(10〜20銘柄)を500万円の仮想資金で構築します。その後、学んだことや分析結果をレポートにまとめて提出し、審査員に評価されます。
実践的な投資学習を通じて、経済・金融リテラシーを高めるとともに、チームワークやコミュニケーション能力、問題解決能力の向上も目指すプログラムです。
参考:日経STOCKリーグ | man@bowまなぼう

大沢先生
日経STOCKリーグでの入賞を目指すためには、FPだけでなく決算書や企業分析の力が身に付く簿記の授業も必須だと考えています。しかし、簿記を教えるには私自身ハードルが高いと感じているんです。そこで、代替案として動画教材も考えたのですが、私立で授業料を親御様に払っていただいているのに、教員が授業時間で動画を流すだけなのはどうなのかという結論になり、動画教育は没になりました。

大手町さん
動画教育だと、生徒のモチベーションが上がらない可能性もありますからね。
金融講座を新しく取り入れたのですが、簿記を教えられる教員が足りず、また教材もないという課題を抱えている状態でした。
Funda簿記を導入した理由
上記のような課題がある中で、なぜFunda簿記アプリを金融講座に導入したのかについて伺いました。
実用的な知識を生徒が身に付けて欲しいため

大手町さん
弊社の簿記学習アプリ「Funda簿記」を金融教育に導入しようと思った理由は何ですか?

大沢先生
1番は実用性のある知識を生徒が身に付けて欲しいためです。 簿記の資格取得を目指しているというよりは、社会でも活かせる知識を学んでもらい、日経STOCKリーグでの活用、そしてその後の人生に役立ててもらいたい想いがあります。
Funda簿記では、資格取得を目指した知識だけでなく、実際の企業事例や日常生活で登場するニュースの論点なども扱っており、生きた簿記の知識を身に付けることができます。
ゲーム感覚で学習を進められるため

大沢先生
また、ゲーム感覚で学習を進められる点も非常に魅力的でした。 これであれば生徒のモチベーションも上げることができますし、自主的に日経STOCKリーグに向けて頑張ってもらえると思います。
Funda簿記には、間違いを正したくなるメダルシステムや進捗状況が可視化されるダッシュボードなど、まるでゲーム感覚で学習を進めたくなる仕組みが用意されています。

大沢先生
このアプリであれば、私自身も教えることができ、簿記教員の不足や教材がない問題も解消できそうです。

大手町さん
それは良かったです!
生徒の将来に役立てるよう、今後もアプリサービスの向上に精進します!
まとめ
今回は、立命館慶祥高校が金融教育に力を入れている背景や、Funda簿記を導入した理由について紹介していきました。
インタビューに応じてくださった大沢先生、お忙しい中ありがとうございました。この場を借りて、改めて深く感謝申し上げます。