仕事で「会計知識が必要だけど、どう身につければいいのだろう」と悩んだことはありませんか?
今回は、そんな悩みを持ちながらも多忙な営業職として働く中で、顧客のIR資料を深く理解したいという思いから簿記2級に挑戦し、見事合格されたあわちゃんさんの体験記をご紹介します。
本記事では、営業職ならではの学習時間の作り方や、工業簿記の知識が実務で役立った具体的なエピソードも伺いました。ぜひ同じような状況にいる方の参考になれば幸いです。

今回のインタビュアーは、Funda簿記で2級に合格後、Funda簿記メンターとして活動されているゆうぞらさんです。
目次
- 簿記を学ぼうと思ったきっかけは?
- 営業活動で顧客企業のIR資料を読むため
- 新年の目標に簿記取得を掲げた
- 忙しい営業職の学習のコツは?
- ライフスタイルに合わせて夜寝る前にスマホで学習
- 学習開始直後に繁忙期!先に試験日を決めて追い込み学習
- 営業職が簿記2級を学習して変化したことは?
- Funda簿記合格体験記:まとめ
- Funda簿記アプリで一緒に勉強しよう!
簿記を学ぼうと思ったきっかけは?
営業活動で顧客企業のIR資料を読むため
ゆうぞらさん
あわちゃんさん、簿記3級・2級のW合格おめでとうございます。
まずは、簿記を学ぼうと思ったきっかけについて教えていただけますか?
あわちゃんさん
ありがとうございます。
私はメーカーで営業職をしています。営業活動の中で、お客さまへの提案を考える際にIR資料(投資家向け情報)を参考にすることが多くあります。
しかし、IR資料を読んでも内容を十分に理解できず、「会計を勉強しないといけないな」と感じていました。
そこで「まずは本でも読んでみよう」と思い、書店の会計関連コーナーを訪れました。そこで目に留まったのが『世界一楽しい決算書の読み方』という本です。
この本がとても面白く、「どんな人が書いたのだろう?」と著者を調べてみました。すると、著者である“大手町のランダムウォーカー”さんが手がけた教材「Funda簿記」の存在を知り、興味を持ったのです。
本に登場するイラストが自分の好みに合っていたこともあり、「この教材なら苦にならずに学べそうだ」と感じました。

新年の目標に簿記取得を掲げた
ゆうぞらさん
学習ログによると、2025年1月1日に3級の学習を開始されていますが、新年の目標のようなものがあったのでしょうか?
あわちゃんさん
そうですね。
以前から簿記を学びたいとは思っていたのですが、2025年を迎えるタイミングで「何か自分を変えたい」という気持ちが強まり、新たな目標を立てようと考えました。
そんなとき、上司が簿記の取得を検討しているという話を聞き、「それなら私もこのタイミングで挑戦しよう」と思い立ち、勢いで学習を始めました。
やるからには、上司よりも先に2級まで取得して驚かせたいという思いもありました。
ゆうぞらさん
結果はいかがでしたか?
あわちゃんさん
3級は私も上司もほぼ同時期に合格しましたが、2級は私のほうが先に合格することができました。ちょうど先週、上司と話す機会があったので、その際に合格を報告して驚かせました。
忙しい営業職の学習のコツは?
ライフスタイルに合わせて夜寝る前にスマホで学習
ゆうぞらさん
あわちゃんさんは非常に真面目で、仕事にも熱心に取り組まれている印象です。学習時間は毎日決まっていたのですか?
あわちゃんさん
朝活をしている方の話もよく聞きますが、私は朝が苦手で、完全な夜型の生活スタイルです。 普段YouTubeを見ていた時間を、簿記の学習に充てるようにしました。
具体的には、寝る前の1〜2時間ほどをスマホで学習する時間としていました。
平日は帰宅が遅いためそれが限界でしたが、土日はまとまった時間を確保して、問題演習に集中して取り組みました。

学習開始直後に繁忙期!先に試験日を決めて追い込み学習
ゆうぞらさん
夜型の学習スタイルとのことですが、仕事が忙しかったり、モチベーションが下がったりする時期もあったのではないでしょうか?
あわちゃんさん
はい。私の仕事は1月から2月中旬にかけてが特に忙しく、Funda簿記に申し込んだ直後にちょうど繁忙期に入りました。 その間は、ほとんど勉強できませんでした。
繁忙期が落ち着いたタイミングで、学習の進捗がかなり遅れていることに気づき、まずは試験に申し込むことにしました。 そこからは、試験日から逆算して学習計画を立て、集中して取り組みました。

営業職が簿記2級を学習して変化したことは?
ゆうぞらさん
簿記を学び始めた理由として、顧客のIR資料をもっと理解したいというお話がありましたが、2級まで学習されたことで何か変化はありましたか?
あわちゃんさん
そうですね。合格してからまだあまり時間が経っていないため、営業活動に直接活かせているという実感はまだありません。
ただ、私の会社では月に一度、社内の決算資料が営業部門にも共有されるのですが、その内容が以前よりもしっかりと理解できるようになりました。
ゆうぞらさん
営業職にも経理的な数字の情報共有があるのですね。
あわちゃんさん
はい、会議の場で情報が共有されます。 特に製造関連のデータは、これまでよく理解できませんでした。しかし今月は、「あの製品の製造状況がこうだったから、予算に対してこうなったのか」といった因果関係が見えてきました。
工業簿記を勉強したことで、そうした背景まで理解できるようになったと実感しています。
今後は営業活動にも積極的に活かしていきたいです。

Funda簿記合格体験記:まとめ
いかがでしたか?
今回は、メーカーで営業職をしている会社員のあわちゃんさんに、簿記3級・2級W合格の秘訣や、営業職と簿記の関わりについてお話を伺いました。
簿記は経理職に限らず、営業職にとっても大きな武器になり得ます。あわちゃんさんのように、業務の理解を深めるため、顧客との会話の質を高めるため、簿記の知識は様々な場面で役立ちます。これから学習を始める皆さんも、ぜひ挑戦してみてください。
このたびはお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。




